回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ピーエヌ機電
成果加工時間 1倍(従来比)→0.5倍(従来比)
| 事業者名 | 株式会社ピーエヌ機電 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 西彼杵郡時津町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 32人 |
| 資本金 | 7,250万円 |
| 設立 | 1999年 |
モータや発電機の鉄心の打ち抜きプレス加工と精密部品の機械加工を主な業務とし、多品種少量から多量まで幅広く対応している。航空機の降着装置のオーバーホール用ブッシングの製作も手掛け、ボーイング機向けを中心に20年以上の実績がある。補助事業の前は3軸マシニングセンターと5軸マシニングセンターを所有していた。
抱えていた課題
やったこと
従来の5軸マシニングセンターに加え、最新式の5軸マシニングセンターを1台追加導入した。これまでの人員体制を維持したまま1台増やしたことで、単純に加工時間が従来の半分になった。新たな5軸マシニングセンターの担当には若いスタッフを配置し、1年をかけて教育した。
| 加工機 | 5軸マシニングセンター |
|---|
5軸マシニングセンターの追加により加工時間が従来の半分になり、加工速度も向上した。生産量は5軸機で1.5倍、全体では1.3倍に増加し、既存の受注増に対応できる平物加工の生産体制が確立した。大量注文にも対応できるようになり、顧客の満足度が上がった。若手スタッフの教育を通じて人材育成にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の3軸機や油圧プレス部品の加工実績から5軸導入へつながる流れは読めるが、経営戦略上の位置付けの明記は薄い。
ヘリカル加工で4〜5倍の時間を要し生産能力に限りがあったこと、顧客から受注量増加の要望があったことが具体的に書かれている。
加工時間が従来の半分、5軸機で生産量1.5倍・全体で1.3倍と数字で課題解決の効果が示されている。
生産量1.5倍・全体1.3倍という実績値はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
若手スタッフを担当に配置し1年かけて教育したとあり、人材面の体制は読み取れるが事務処理面は不明。
大量注文への対応と顧客満足度の向上は書かれているが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
今後の展望として市場拡大を見込み飛躍を目指すとあるが、スケジュールや課題解決方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
航空機向けブッシングなど特定分野の実績はうかがえるが、普及度や高付加価値化の水準は示されていない。
航空機やモータ部品の製造は述べられるが、波及効果や雇用創出など国が補助する理由は書かれていない。
補助金額や付加価値額の増加は示されず、生産量増加のみで費用対効果は判断できない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
時津町の地域企業であることはうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
この分野は今後も市場の拡大が見込めることから、さらなる飛躍を目指していく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。