ものづくり補助金平成26年度製造業宮崎県

日本初の竹の伐採から家具製造、販売までのワンストップ自社内製化体制の構築

有限会社梅里竹芸

この事例のポイント

  • 家具などの製品に使えなかった規格外の竹があり、製品として活用できていなかった。
  • 湯煎・殺菌し、乾燥させた真竹に竹材真空注入装置を使って薬剤を注入し、防虫加工を行った。
  • 規格外の竹も防虫加工して製品化でき、ホームセンターで工作用や園芸用の材料として販売できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社梅里竹芸
所在地宮崎県 西都市
業種家具・装備品製造業
技術分野デザイン,材料製造プロセス,製造環境

事業の背景

日本で唯一、竹製家具を製作・販売する有限会社梅里竹芸である。都市部のデパートに商品を出すと、お客さんから好評を得ている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力家具などの製品に使えなかった規格外の竹があり、製品として活用できていなかった。

やったこと

湯煎・殺菌し、乾燥させた真竹に竹材真空注入装置を使って薬剤を注入し、防虫加工を行った。自社内で防虫加工までできるようになり、製品の工程を自社内で一貫して行うワンストップ体制を整えた。家具などに使えなかった規格外の竹も、防虫加工により“虫が付かない上質な竹”として製品化した。製品はホームセンターで工作の材料や園芸用として販売されている。

事業の効果

規格外の竹も防虫加工して製品化でき、ホームセンターで工作用や園芸用の材料として販売できるようになった。防虫加工から仕上げまで自社内で一貫して行うワンストップ体制により、職人たちの意識がさらに向上している。BtoBも視野に入れ販路拡大を図っている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    日本で唯一の竹製家具の製作・販売を続け、山の管理から販売までのワンストップ体制が示されている。過去からの一貫性は読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    日本で唯一という希少性と、竹の全工程を自社内製化していることは書かれているが、市場動向や強み・弱みの分析はない。

  • 課題の認識と解決3

    家具に使えなかった規格外の竹を防虫加工で製品化した点から課題への対応はうかがえるが、高付加価値化の計画数値はない。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制3

    職人の意識向上やワンストップの自社体制は書かれているが、人員数や事務処理の体制は具体的に書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    都市部のデパートやホームセンターでの販売、BtoBの視野など販路は書かれているが、顧客ターゲットの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    今後は竹の新商品を次々開発していくとあるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    日本で唯一の竹製家具を製作・販売しており、同分野での希少性と高い独自性が読み取れる。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    竹の再生力を生かし新商品を開発して有効活用を広げる展望はあるが、雇用や波及効果の記載はない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    竹材真空注入装置で自社防虫加工を行う点はうかがえるが、先端的なデジタル技術の活用は書かれていない。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    竹の新たな活用分野への展開をめざすとあるが、市場成長や構造転換との関係は書かれていない。

  • 地域経済への波及3

    宮崎県西都市での竹の山の管理から販売までを一貫して行い、地域資源を活かす事業であることが読み取れる。

今後の展望

竹の再生力を生かし、竹がさまざまな分野で有効活用されるよう、新商品を次々と開発していく考えである。

事業者の声

竹には、伐採しても3年あれば元の姿に戻るほどの再生力があります。その力を生かし、竹がさまざまな分野で有効活用されるよう、どんどん新商品を開発していきます。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。