ものづくり補助金平成26年度製造業鹿児島県

簡易取付展示会用アルミ額の多色展開により付加価値増加で生産性UP

株式会社アルナ

この事例のポイント

  • 額縁の丸みや凹凸に合わせるため、ラミネーターのローラー設定に時間を要していた。
  • 多色アルミ額縁のニーズに応えるため、アルミ額縁の着色は着色フィルムを貼るラッピングで対応した。
  • 製造のリードタイムが大幅に短縮され、生産性が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アルナ
所在地鹿児島県 薩摩川内市
業種家具・装備品製造業
技術分野接合・実装
従業員数29人
資本金4,000万円
設立1967年

事業の背景

1967年に埼玉県で創業した額縁の企画・製造会社で、今年創業50年を迎える。主力はユニフォーム額、バットケースなどの特殊額で、お客様のニーズを聞き取りながら製造している。1988年に鹿児島県薩摩川内市へ工場を設立し、生産拠点を埼玉から鹿児島へ移管した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力額縁の丸みや凹凸に合わせるため、ラミネーターのローラー設定に時間を要していた。
  • 人手・技能細身のアルミ額縁はキャンバスを固定するビス止めに手間がかかり、見た目も良くなかった。
  • 納期・工程多色アルミ額縁のニーズに対し、段取りに時間がかかり短納期対応が難しかった。

やったこと

多色アルミ額縁のニーズに応えるため、アルミ額縁の着色は着色フィルムを貼るラッピングで対応した。額縁の丸みや凹凸に合わせるため、ラミネーターのローラー設定を行う。細身のアルミ額縁にはキャンバスを固定する簡単な留め具を開発し、治具と製造金型を導入した。導入したレーザー加工機の取扱い技術を習得し、若手の採用・育成にも取り組む。

その他ラッピング治具
金型製造金型
加工機レーザー加工機

新しい製品・サービス:簡易に取付できる細身のアルミ額縁(多色展開)

事業の効果

製造のリードタイムが大幅に短縮され、生産性が向上した。見た目がきれいで取付の簡単な多色アルミ額縁を短納期で提供する体制が構築できた。段取り時間の短縮と生産性向上により、海外勢に負けない商品力の向上を目指す。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業以来の額縁企画・製造の取組と細身アルミ額の開発が関連づけられ、一貫性はうかがえるが戦略上の位置づけは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    市場や顧客動向、自社の強み弱みの分析は書かれておらず、競争優位性はわずかに「海外勢に負けない商品力」としてうかがえる程度。

  • 課題の認識と解決3

    ラッピング時のラミネーター設定に時間を要する課題と、ビス止めに手間がかかる課題が認識され、短納期対応と生産性向上が目指されている。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    段取り時間の短縮や生産性向上は述べられているが、具体的な数値目標や付加価値額・賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    若手の採用・育成に力を入れ、創業時から現地採用社員で工場を運営していると書かれ、体制の一端は読み取れる。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    ユニフォーム額やバットケースなど特殊額の顧客ニーズへの対応と、見た目がきれいで取付簡単な多色額の提供が示されている。

  • 事業化までの道筋2

    レーザー加工機の取扱い技術習得や若手育成が挙げられるが、スケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    多色アルミ額の高付加価値化を図る取組が示され、特殊額で付加価値を高める方向性は読み取れるが、市場の認知度などの根拠は薄い。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果3

    製造リードタイムの大幅短縮と生産性向上が述べられるが、補助金額に対する付加価値額の増加など数値の費用対効果は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    先端的なデジタル技術や新ビジネスモデルへの言及はなく、レーザー加工機の導入にとどまりイノベーションへの貢献はわずかにうかがえる。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    鹿児島工場を設立し地元の現地採用社員で運営しており、地域での雇用創出や地域特性の活用が一定程度読み取れる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

若手の採用・育成を進めてレーザー加工機を有効に活用し、付加価値の高い多色アルミ額縁で海外勢に負けない商品力アップを目指す。300年企業を目標に、安易な規模拡大を追わず末長い取引を続ける。

事業者の声

「飾る喜び」をお客様に提供する

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。