ものづくり補助金平成26年度製造業鹿児島県

丸物精密部品の高精度加工要求に対応するCNC旋盤導入事業

キリシマ精工株式会社

成果最高加工径 20mm→386mm

この事例のポイント

  • 現在の保有機では材料サイズが直径20Φまでしか対応できず、取引先から大きい加工への要請があった。
  • 今回導入したCNC旋盤では直径386mmまでの加工が可能となり、装置関連の加工に対応できるようになった。
  • 最高加工径 20mm→386mm。CNC旋盤の導入により、直径386mmまでの加工が可能となり、装置関連の加工にも対応できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名キリシマ精工株式会社
所在地鹿児島県 霧島市
業種非鉄金属製造業
技術分野精密加工
従業員数23人
資本金1,000万円
設立2006年

事業の背景

精密金属加工(光通信、半導体など)を主力とし、難削材や微細加工を得意としてきた。経営革新計画の認定とメーカーの工場認定を受けている。取引先から直径20Φを超える高精度加工の要請が増えていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力現在の保有機では材料サイズが直径20Φまでしか対応できず、取引先から大きい加工への要請があった。
  • 人手・技能直径20Φを超える難易度の高い微細加工への要請が増えており、新たに人材を育成する必要があった。
  • 新製品・新技術精密部品であるがゆえに精度が厳しく、直径20Φを超えるアイテムも増加しており、高精度加工の対応力を高める必要があった。

やったこと

今回導入したCNC旋盤では直径386mmまでの加工が可能となり、装置関連の加工に対応できるようになった。マシニングセンタに匹敵する切削性能を持ち、回転速度と最大トルクの両方が高性能である。発熱や振動を最小限に抑えつつ伝達効率を向上させ、最高加工径と最大加工長さを大幅に高めた。

加工機CNC旋盤複合機

事業の効果

  • 最高加工径 20mm→386mm

CNC旋盤の導入により、直径386mmまでの加工が可能となり、装置関連の加工にも対応できるようになった。取引先の高精度加工ニーズに柔軟に応えられるようになり、受注の幅が広がった。リードタイムも短縮された。新規取引先の獲得による増収を見込んでいる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    経営革新計画の認定や工場認定を受け、難削材・微細加工を得意としてきた点は読めるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    光通信・半導体分野で難削材・微細加工が強みとされ、直径20Φを超える加工需要が増えている点はうかがえるが、市場動向との関係は具体性が薄い。

  • 課題の認識と解決4

    直径20Φまでしか加工できない課題を認識し、CNC旋盤導入で最大386mmまで対応可能になったと具体的な数字で示され、解決策も明確。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、受注幅拡大による増収を図るという方向性のみがうかがえる。

  • 事業を進める体制3

    人材を育成すると記載があり、従業員23名の体制や設立からの取組は読めるが、事務処理能力や遂行体制の詳細は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    直径20Φを超える高精度加工の需要、新規取引先獲得、マシニングセンタに匹敵する切削性能など、顧客ニーズと選ばれる理由が具体的。

  • 事業化までの道筋2

    導入後の受注拡大や人材育成は述べられているが、スケジュールや課題解決の方法は公開されている事例からは読み取れない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    世界最小0.2mmサイコロの微細加工を得意とし、難削材・微細加工で高水準の技術を持つ点が具体的に示されている。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    地域社会への貢献や地域の皆様への感謝が述べられる程度で、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。

  • 費用対効果2

    付加価値増加や費用対効果を示す数字は書かれておらず、増収を図るという記述にとどまる。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    霧島市国分川原の地域企業として地域社会への貢献を掲げているが、地域特性を活かした付加価値や雇用創出の具体は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

新規取引先の開拓と拡大を図り、更なる発展を見込む。

業種と困りごとが近い成果事例

大阪府製造業平成25年度

MRI用超電導マグネット監視装置の生産体制強化

制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。

効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。