ものづくり補助金平成26年度製造業鹿児島県

今までにない新工法の発酵工程とスピリッツ蒸留機を活用した蒸留酒の開発

本坊酒造株式会社

この事例のポイント

  • 海外の消費者の嗜好をより強く意識し、美しい日本をイメージする原料を使った新たな味わいの蒸留酒を創出する必要があった。
  • 新しい発酵法を取り入れた蒸留酒の製法に、海外のスピリッツ製造で使用されるスピリッツ蒸留機の蒸留法を組み合わせた。
  • 「Japanese GIN 和美人」を開発し、新たな味わいの蒸留酒を商品化できた。

事業者のプロフィール

事業者名本坊酒造株式会社
所在地鹿児島県 鹿児島市
業種飲料・たばこ・飼料製造業
技術分野バイオ,製造環境
従業員数195人
資本金1億円
設立1955年

事業の背景

当社は鹿児島県で本格焼酎やウイスキー、リキュール等を製造しており、本格焼酎を主力としている。海外の消費者の嗜好をより強く意識した蒸留酒の開発を目指し、新しい発酵法を取り入れた蒸留酒の製法を検討した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術海外の消費者の嗜好をより強く意識し、美しい日本をイメージする原料を使った新たな味わいの蒸留酒を創出する必要があった。

やったこと

新しい発酵法を取り入れた蒸留酒の製法に、海外のスピリッツ製造で使用されるスピリッツ蒸留機の蒸留法を組み合わせた。スピリッツ蒸留機には間接加熱方式、精留塔によるアルコール分の高濃度化、農産物原料の風味を蒸留酒に加える機能を持つハイブリッド型スピリッツ蒸留機を用いた。さらに本格焼酎やその他の蒸留酒を再蒸留することで、新たな味わいの蒸留酒の商品開発を可能にした。美しい日本をイメージする原料を使用し、鹿児島の伝統技術と自然を表現した「Japanese GIN 和美人」を開発した。

加工機ハイブリッド型スピリッツ蒸留機

新しい製品・サービス:Japanese GIN 和美人

事業の効果

「Japanese GIN 和美人」を開発し、新たな味わいの蒸留酒を商品化できた。スピリッツ蒸留機の導入により、アルコール分の高濃度化や農産物原料の風味を蒸留酒に加えることが可能になった。本格焼酎やその他の蒸留酒の再蒸留により、新たな味わいの商品開発が可能になった。これによりジャパニーズスピリッツの海外市場への展望が開けた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業以来の焼酎製造や地域資源活用の歩みが記載され、一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    海外の消費者の嗜好を意識した蒸留酒開発とあるが、市場規模や自社の強み・弱みの数字的な裏付けは書かれていない。

  • 課題の認識と解決2

    新しい発酵法や蒸留機の活用による新製品開発は書かれるが、課題認識と高付加価値化の計画の具体性はわずかにうかがえる程度。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    「Japanese GIN 和美人」の製品名と美しい日本をイメージする原料の使用は読み取れるが、ターゲットやニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    今後は導入設備を高度に活用し新発酵法の製品開発を推進するとあるが、スケジュールや解決方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    海外スピリッツ蒸留機を使い間接加熱や精留塔によるアルコール高濃度化を実現し、焼酎とは異なる新たな味わいを開発したと具体的に示される。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    鹿児島の伝統技術や自然を表現したジャパニーズスピリッツの海外市場展望が開けたとあり、地域資源活用の意義はうかがえる。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    海外製スピリッツ蒸留機と新発酵法の組み合わせによる新技術の活用が記載され、イノベーションへの貢献がうかがえる。

政策面60%
  • 成長分野への進出2

    ジャパニーズスピリッツの海外市場への展望が開けたとあり、市場拡大の方向性はわずかにうかがえる。

  • 地域経済への波及4

    鹿児島の自然と伝統技術を活かし、ボタニカルや甘藷などの地域資源を用いた製品開発が具体的に示されている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後は導入した設備を更に高度に活用し、新たな発酵法を取り入れた製品の開発を推進していく。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。