新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
東北資材工業 株式会社
成果金型の可動域により10mm〜200mmの間で変更可能
| 事業者名 | 東北資材工業 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 花巻市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 145人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1966年 |
当社は発泡スチロール成型品を製造販売しており、売り上げの7割以上を魚箱が占めている。近年は漁獲高が減少傾向にある。一方、2020年に住宅の改正省エネ基準の義務化が決まり、ゼロエネルギー住宅推進の後押しもあって、住宅の高断熱化は不可欠になりつつある。
抱えていた課題
やったこと
通水・通気ができるポーラス層と、カーボン原料を添加して断熱性能を高めたソリッド層を組み合わせた発泡スチロール体多層成型ボードを開発した。その製造のため、固定側の凹型を可動させる可変型の金型を試行錯誤の末に開発し、搭載した成型機で金型内に追加の新素材を入れられるようにした。可動域によりソリッド層とポーラス層の厚さを10mm〜200mmの間で変更可能にした。ボードの密着性を高めるためメッシュ模様も施した。ソリッド層にはポーラス層でできた通気穴を配置し、4箇所の穴で一体成型を可能にした。
| 金型 | 可変型の金型(多層成形金型凹型) |
|---|---|
| 加工機 | 成型機 |
新しい製品・サービス:発泡スチロール体多層成型ボード(ポーラス層とソリッド層を組み合わせた高断熱の住宅建材。層の厚さを自由に設定でき、通気・通水性と断熱性を併せ持つ)
世界初の発泡スチロール体多層成型ボードの技術を確立し、断熱効果が高く排水層も備えた新しい湿式外張断熱材を実現した。雨水や結露による柱や下地材の腐食・劣化を防ぎ、住宅の長寿命化に貢献する。居住しながら施工できるためリフォーム市場でも大きな需要が見込める。成型精度の向上と、市場ニーズに合わせた製品づくりが可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
魚箱依存からの脱却が急務とされ、住宅建材への展開が新事業として位置づけられている。過去の取組との連続性は明示されていない。
住宅の改正省エネ基準義務化やゼロエネ住宅推進を外部環境として挙げ、断熱・排水性能を持つ世界初の技術で差別化している。
魚箱売上が7割以上で漁獲減少という課題は示されている。ただし高付加価値化の定量的な計画は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
断熱・通気排水の機能、10〜200mmの厚み可変、リフォーム需要など、製品価値と顧客像が具体的に書かれている。
構造と防火認定を取得次第、展示会出展や営業活動で販売促進を進めるとの順序は示されているが、期限や詳細なスケジュールは不明。
公開されている事例からは読み取れません。
世界初の発泡スチロール体多層成型ボード技術で、ソリッド層とポーラス層を一体成型し、厚み10〜200mmの可変金型を開発している。
住宅の高断熱化や長寿命化という社会的要請への対応が示されるが、波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
可変金型と多層一体成型というデジタル化ではない技術革新が示される。サプライチェーンへの貢献や新ビジネスモデルは限定的。
住宅の省エネ基準義務化やゼロエネ住宅推進を背景に、断熱材市場という成長分野へ進出する内容が具体的に書かれている。
岩手県花巻市に所在することはわかるが、地域特性を活かした付加価値や雇用創出については記述が乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
構造と防火認定を取得次第、展示会への出展や営業活動を展開し、販売促進を進めていく。
今後は製品の良さのPRに力を入れて行きたい
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
第2工場の空きスペースを活用するため、全自動洗濯脱水機と回転式乾燥機、熱源となるボイラーを導入し第2工場内に設置した。
効果:納品日数 100%→70%