下水道維持管理における複数会社リアルタイム総合管理システムの開発
東京23区を3ブロックに分け、トラブル発生現場を中心に最も近い組合員へ出動要請できる仕組みを作った。
株式会社近藤設備
成果現場調査、図面化業務の所要時間が半減
| 事業者名 | 株式会社近藤設備 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 北上市 |
| 業種 | 設備工事業 |
| 従業員数 | 84人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1992年 |
1974年に雪深い西和賀町で創立した会社で、サブコンの下請けとして冷暖房空調や給排水衛生、消火、プラント配管などの設備工事を手がけてきた。2010年に三次元CADを導入して図面作成や加工管製作の時間を短縮していた。しかし既存建物の改修図面は依然として手作業の測量に頼っていた。
抱えていた課題
やったこと
三次元計測技術を使う3Dレーザースキャナーを導入し、構造物の寸法や形状を非接触で計測して三次元座標データとして記録し、モデル化した。カメラで撮影したポイントは1個ずつファイルになり、6ポイントのスキャンは1時間程度で、スキャン範囲は1ポイント直下を除く360メートル全方位とした。取り込んだデータから不要なものを削除し、施工時図面を作成する。既存のBIM作成用の3DCAD「Rebro」と連動させて活用を広げた。
| 検査測定 | 3Dレーザースキャナー |
|---|---|
| ソフト | 3DCAD(Rebro) |
現場調査と図面化の所要時間が半減し、施工時図面の作成は手作業の1週間から10日ほどが3〜4日ほどに短縮された。時間・人材にかかるコストも半減し、品質向上・コスト削減・工期短縮による施工プロセスの省力化を実現した。現場での作業が減ってスタッフの安全も確保され、県外の遠方でも日帰りから2日ほどで調査を終えられるようになり、東京でも受注が増えた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2010年に3DCADを導入し設計~加工~施工一貫体制を確立、今回の3Dレーザースキャナー導入は既存の3DCADと連動させる流れで、過去の取組との一貫性がうかがえる。
他社との差別化ができたことや東北で3Dスキャナーを使う企業が少ないことは書かれるが、市場動向の分析は乏しい。
現地採寸の手作業の労力・費用・危険という課題を明示し、スキャナー導入で調査回数や時間が減ったと具体的に書かれている。
施工時図面作成が1週間から10日を3~4日に、時間・人材コストが半減、遠方調査は日帰りから2日ほどと数字で目標と成果が示されている。
専務取締役や配管工を専業とする経験・ノウハウに触れるが、補助事業を遂行する人員体制の具体的記述は薄い。
既存建物の改修図面化を関東の研究所から依頼され受注増の成果があり、ニーズと選ばれる理由が具体的に読み取れる。
3DCADのRebroとの連動やクラウド的なデータ送付など今後の展開は示されるが、スケジュールや中長期の検証は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
3Dスキャナーによる既存建物の図面化は地域の業界で導入が少ないとあり、一定の希少性はうかがえるが定量的根拠は薄い。
地域の設備工事会社として貢献すると書かれるが、雇用創出や波及効果の記述は限定的でわずかにうかがえる程度。
時間・人材にかかるコストが半減、調査時間が半減と具体的な効果が示されており費用対効果がうかがえる。
3Dレーザースキャナーで点群データを作りBIMモデル化し、CADと連動させるデジタル技術の活用が具体的に書かれている。
BIMやデジタル化による施工プロセスの省力化はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
岩手の地域企業が県外や関東の依頼に対応する点は読み取れるが、地域特性を活かした雇用拡大の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
関東圏の研究所から老朽化した建物の図面化の依頼に取り組んでいる。配管の長さや履歴を読み込むシステムとの提携を始め、今後も省力化と簡素化で現場環境を少しでも変えようと模索している。
3Dスキャナーを導入したことにより新たな仕事を受注することにもつながった。東北では3Dスキャナーを使用している企業が少ないため、強みを活かしたい
公式の事例集より(原文のまま)
東京23区を3ブロックに分け、トラブル発生現場を中心に最も近い組合員へ出動要請できる仕組みを作った。
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
手作業で行っていた溶接工程に自動溶接ロボットを導入し、高品質な溶接加工の実現を目指した。