ものづくり補助金平成27年度製造業宮城県

IOTを活用した「儲かる植物工場」を実現する、多賀城発の生産管理システムの開発

MIRAI株式会社

この事例のポイント

  • 植物工場の生産性をさらに高める必要があり、栽培環境のノウハウを数値で管理できていなかった。
  • 導入したIoTシステムでは、センサーやカメラなどの計測機器で得た測定値を解析ソフトでリアルタイムに分析し、作物ごとに最適な環境レシピを確立した。
  • 作物ごとの最適な環境レシピを確立でき、栽培環境を見える化して管理や遠隔操作ができるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名MIRAI株式会社
所在地宮城県 多賀城市
業種食料品製造業
技術分野情報処理,製造環境

事業の背景

同社は植物工場による野菜生産・販売のほか、独自開発の野菜工場設備の販売や事業プランニングを手がけ、新たに工場運営コンサルティング事業も展開していた。植物工場は露地野菜に比べ土地面積あたりの生産性が非常に高く、天候に左右されず計画生産できる。一方で、国の後押しもあって参入する事業者が増えたものの、管理・運営の難しさや生産コストの壁から経営に苦しむ事業者も多い。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力植物工場の生産性をさらに高める必要があり、栽培環境のノウハウを数値で管理できていなかった。
  • コスト・採算植物工場事業は管理・運営の難しさや生産コストの高さが壁となっており、低コスト化が求められていた。

やったこと

導入したIoTシステムでは、センサーやカメラなどの計測機器で得た測定値を解析ソフトでリアルタイムに分析し、作物ごとに最適な環境レシピを確立した。各制御項目の詳細なデータはパソコンでも確認でき、栽培環境の管理や遠隔操作も可能にした。この仕組みにより、これまでの栽培環境レシピを磨き上げ、収益性の向上と植物工場設備販売の加速を図った。補助事業で構築した栽培技術レシピを元に、野菜生産・販売、植物工場装置の販売に加えて、植物工場の運営アドバイスとコンサルティングを新事業として開始した。

ソフトIoTシステム
ソフト解析ソフト
検査測定センサー
検査測定カメラ

事業の効果

作物ごとの最適な環境レシピを確立でき、栽培環境を見える化して管理や遠隔操作ができるようになった。同じコストのまま生産量を大幅に増やすことができ、生産性の向上と収益の増加を実現した。さらに、このノウハウを活かして植物工場の運営アドバイスやコンサルティングを新事業として始めた。

今後の展望

植物工場事業は将来性が高く、ロシアや中東、中国などを対象に海外展開も推進中である。

事業者の声

野菜栽培には約200項目の要因が影響しています。このノウハウをさらに磨き、収益性の向上と植物工場設備販売の加速を目指すためにIoTシステムを導入しました

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。