ものづくり補助金平成27年度学術研究、専門・技術サービス業秋田県

新型スキャナと独自技術による大幅な効率化と新分野開拓事業

株式会社眞宮技術

成果データ取得スピード 1倍→4倍

この事例のポイント

  • 従来の3Dレーザースキャナーは機器本体、PC、発電機が必要で総重量が20kgを超え、運搬や移動に人員を要していた。
  • 新型3Dレーザースキャナーを導入した。
  • データ取得スピード 1倍→4倍。計測からデータ編集までの工程で約3割の工数を削減でき、工程の短縮と効率化が実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社眞宮技術
所在地秋田県 秋田市
業種技術サービス業
従業員数19人
資本金1,000万円
設立1980年

事業の背景

株式会社眞宮技術は建設コンサルタント業として、10年以上前から県内の同業他社に先駆けて3Dレーザースキャナーを導入してきた。災害復旧のための測量や文化財調査など、従来手法では計測が難しい対象で3次元計測・データ活用の実績を積んできた。土木構造物では設計・施工から竣工後の維持管理までを3次元に時間軸を加えて考える管理手法が主流になりつつあり、顧客ニーズに応えるため最新技術の習得と技術力の研鑽を続けてきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力従来の3Dレーザースキャナーは機器本体、PC、発電機が必要で総重量が20kgを超え、運搬や移動に人員を要していた。
  • 生産能力計測範囲の上下方向に死角があり、密度の高いデータを取得するには計測回数を重ねるため相応の時間が必要だった。
  • 新製品・新技術3Dレーザースキャナーの技術革新と利用者の増加により、競争力の強化が必要になっていた。
  • 新製品・新技術今後の3次元データの普及を見据え、大幅な効率化と複数の計測機器を組み合わせたビッグデータによる付加価値向上が必要と判断された。

やったこと

新型3Dレーザースキャナーを導入した。このスキャナーは機器本体のみで計測ができ、従来機器の4倍のスピードで同程度の測定データを取得できるようになった。垂直方向も300度の計測が可能になり、機器を固定したまま足元以外のデータを取得できるようになった。あわせて導入した解析ソフトは処理能力が格段に向上し、解析の自動化も進んだため、計測からデータ作成までの時間短縮と工数削減が可能になった。

新しい製品・サービス:新型3Dレーザースキャナー

事業の効果

  • データ取得スピード 1倍→4倍
  • 計測からデータ編集までの工数 100%→70%

計測からデータ編集までの工程で約3割の工数を削減でき、工程の短縮と効率化が実現した。携行性に優れた機器のため、様々なフィールドでの計測も可能になった。高精度・高詳細な計測データをドローンやひび割れ計測システムと組み合わせることでデータ品質が向上し、構造物の老朽化状況を把握する維持管理業務の需要に対応できるようになった。その結果、受注増加につながっている。

今後の展望

3Dデータの活用が今後さらに普及し様々なニーズが生じるため、ニーズに対応できる体制を整えて事業の安定と拡大を図っていく考えである。

事業者の声

廃校の再利用や長寿命化などに関して、どのような携わり方ができるかの研究も行っている。近年は構造物の老朽化問題が取り上げられ、維持管理・補修業務が重要となっている。今回の事業で構造物の現状をより詳細に効率良く把握することが可能となったので、効果的なインフラ管理に繋げることができる。安全・安心な社会生活に寄与していきたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。