ものづくり補助金平成27年度製造業山形県

煎餅トップコーターライン設置によるチョコレート菓子の新商品製造販売

酒田米菓株式会社

この事例のポイント

  • 割れやすいせんべいを割らずにチョコレートをコーティングする方法が課題だった。
  • 割れやすいせんべいを割らずにチョコレートをコーティングするため、導入前にメーカーでテストを行い、導入機とメーカーを決めた。
  • 直売所のお土産品として開発し、口どけを良くした結果、通年販売から秋から春までの期間限定商品に切り替えた。

事業者のプロフィール

事業者名酒田米菓株式会社
所在地山形県 酒田市
業種食料品製造業
技術分野製造環境
従業員数74人
資本金6,000万円
設立1966年

事業の背景

「オランダせんべい」は山形県庄内産のうるち米を使った元祖うす焼きせんべいで、昭和37年の発売以来、年間2億枚を生産販売する当社の代表商品である。平成27年に本社・工場を「オランダせんべいFACTORY」として開設し、工場見学やカフェ、直売所を始めた。コンビニやスーパーでの販売は数は出るが利益が取れず、差別化して単価を高く設定できるチョコレート商品の開発を図った。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度割れやすいせんべいを割らずにチョコレートをコーティングする方法が課題だった。
  • コスト・採算コンビニやスーパーでは商品は売れるものの利益が取れず、スーパー等では登録から売上金回収まで半年以上かかることもあり、投資効率がよくなかった。

やったこと

割れやすいせんべいを割らずにチョコレートをコーティングするため、導入前にメーカーでテストを行い、導入機とメーカーを決めた。導入したのは、チョコレートを溶かす溶解用機械、口どけをよくするテンパリング工程機械、チョコレートコーティング機械、冷却機械、そしてチョコが溶けず割れないようにするチョコレート専用包装機である。商品開発の目標の一つは石屋製菓の「白い恋人」で、クッキーに対しせんべいにしてお土産品として差別化を目指した。

  • 加工機チョコレート溶解用機械テンパリング工程機械チョコレートコーティング機械冷却機械チョコレート専用包装機

新しい製品・サービス:庄内産玄米にチョコレートをコーティングした「田園ショコラ#6 (第6)」

事業の効果

直売所のお土産品として開発し、口どけを良くした結果、通年販売から秋から春までの期間限定商品に切り替えた。季節感が出たことでお土産品としての付加価値が高まった。原料が庄内産玄米でグルテンフリーのため、海外バイヤーから取引の案件があった。クッキーと違い口の中に残らず、高齢者にも食べやすいと評価された。チョコレート商品を生産から包装まで自社工場で行えるため、他社からのOEM受注も得ている。

今後の展望

直売所は本社・工場と仙台・山形のエスパルの3箇所で展開しており、チョコレート菓子にしたことで価格を高めに設定しても売上を確保できると見ている。OEM受注の幅を広げ、お土産・ギフト品としての拡大を目指す。海外向けには温度管理の課題があり、輸出を検討しながら展開を進める。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。