ものづくり補助金平成27年度製造業山形県

金属インク合成設備の導入による高付加価値な銀ナノ粒子インクの量産化対応

株式会社フューチャーインク

成果これまで1回の合成で数グラム程度だった製造量を、1回の合成で50g程度の製造量に引き上げた。

この事例のポイント

  • 銀ナノ粒子インクは製造量が少なく、価格を下げられない。
  • 製造設備を拡充し、これまで1回の合成で数グラム程度だった製造量を、50g程度のスケールで製造できる技術の開発に取り組んだ。
  • これまで1回の合成で数グラム程度だった製造量を、1回の合成で50g程度の製造量に引き上げた。設備を活用した開発により、高精細印刷装置向けの銀ナノ粒子インクのスケールアップ製造に成功した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社フューチャーインク
所在地山形県 米沢市
業種電子部品・デバイス・電子回路製造業
技術分野材料製造プロセス,複合・新機能材料
従業員数8人
資本金1.135億円
設立2016年

事業の背景

当社は山形大学発のベンチャー企業で、印刷技術を用いて電子デバイスを製造する技術(プリンテッドエレクトロニクス)をシーズ技術としている。銀ナノ粒子インクの製造・販売や、印刷プロセスで製造する大面積なセンサシートの試作開発などを行っている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力銀ナノ粒子インクは製造量が少なく、価格を下げられない。

やったこと

製造設備を拡充し、これまで1回の合成で数グラム程度だった製造量を、50g程度のスケールで製造できる技術の開発に取り組んだ。スケールアップした製造法でも従来と同程度の品質が確保されているかを検証するため、山形大学が保有する高精細インクジェット印刷装置を使って印刷テストを行った。また、山形県工業技術センターの評価設備を活用して、印刷した電極の組成分析や表面解析を行った。

加工機金属インク合成設備

新しい製品・サービス:高付加価値な銀ナノ粒子インク

事業の効果

  • これまで1回の合成で数グラム程度だった製造量を、1回の合成で50g程度の製造量に引き上げた。

設備を活用した開発により、高精細印刷装置向けの銀ナノ粒子インクのスケールアップ製造に成功した。1回の合成での製造量は数グラム程度から50g程度に引き上がった。銀ナノ粒子インクの品質評価のための解析技術も大幅に改善された。今後はスケールアップ技術と品質評価技術の両方を継続して開発し、高品質な銀ナノ粒子を安定供給する。

今後の展望

次世代エレクトロニクス製品(フレキシブルディスプレイや低コストRFIDタグ、ヘルスケアセンサデバイスなど)の配線材料として使用が期待される。次世代エレクトロニクス製品の世界市場は2025年には各デバイスで数千億円規模の市場形成が予測されている。高精細印刷装置に適用できるインクをいち早く開発・実用化することで、海外市場参入の早期実現が見込まれる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。