新たな加熱装置の導入による大型構造物溶接部熱処理の受注獲得・競争力強化事業
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
成果月産製造数 1点→10点
| 所在地 | 茨城県 城里町 |
|---|---|
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,精密加工,製造環境 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1945年 |
同社は1945年に創業し、一般住宅や店舗向けの木製家具・建具などを製造してきた老舗メーカーである。安価な輸入品や大手ハウスメーカーのユニット家具が普及し、熟練の職人が1点ずつ手作りする家具やドアの需要は減少を余儀なくされた。登山やキャンプなどの人気の高まりを追い風に、市場規模が拡大しているアウトドア用の木製家具製造に本格進出した。
抱えていた課題
やったこと
新型のNCルータを導入し、コンピューター制御により複雑な曲線の加工や、従来の機械ではできなかったデザインの加工を可能にした。導入により月産数点の製造が限度だった態勢が、数十点を製造できる態勢に整った。導入したNCルータを使い、オリジナルブランド「Bay Laurel」の新製品「LaurEL FURNITURE SYSTEM」の試作開発と製造を行った。フレームはホワイトオークを使用し、ネジ穴の正確な位置など高い精度の切削加工を実現した。
| 加工機 | NCルータ |
|---|
新しい製品・サービス:オリジナルブランド「Bay Laurel」の「LaurEL FURNITURE SYSTEM」(フレームを椅子・テーブル・ラックなどに組み合わせて拡張できる家具)
NCルータの導入により、月産数点から数十点を製造できる態勢が整い、納期に応じた製造が可能になって失注の解消につながった。手作業では難しい複雑な曲線や従来の機械ではできなかったデザインの加工も可能になり、新しいオリジナルブランド品の試作開発・製造がしやすくなった。同業他社との競争力は飛躍的に向上した。また職人の高齢化や人手不足、製品の短納期化といった問題の解決にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業70年の木製家具製造と一般住宅・店舗向け製品の実績が書かれ、NCルータ導入の経緯は読めるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
輸入品やハウスメーカーのユニット家具の普及による需要減と、アウトドア市場の成長が書かれ、熟練職人の手作業の強みと組み合わせた戦略が読み取れる。
月産数点から数十点への増産、失注の解消、職人の高齢化や人手不足への対応が書かれ、課題と解決の方向が具体的に読み取れる。
月産数点から数十点の製造態勢と同業他社との競争力向上は書かれるが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されていない。
従業員9名、職人による自社工房でのオーダー家具製作が書かれ、体制の一端はうかがえるが、事務処理能力などの詳細は薄い。
アウトドア×リゾート×ホームのコンセプト、ホワイトオーク使用、折りたたみ椅子などの製品特徴と販路の見込みが具体的に書かれている。
試作開発や新ブランドの展開、ワークショップによる販路開拓の方針は書かれるが、スケジュールや中長期の課題検証は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
アウトドア用木製家具は市場規模が拡大中と書かれ、高付加価値のオリジナルブランド品として高価格帯を目指す点が読み取れる。
城里町のブランドやアウトドア家具と地域活性化の結びつき、地域の木材資源の活用が書かれるが、波及効果の定量的説明はない。
投入額や費用対効果の数値は書かれておらず、生産点数の増加などの成果のみがうかがえる。
NCルータというデジタル工作機械の導入は書かれるが、サプライチェーンへの貢献や新ビジネスモデルは薄い。
伝統的な木工からアウトドア用品市場への進出という方向性がわずかにうかがえるが、構造転換との関連は明示されていない。
城里町の自然や地域ブランドを活かし、雇用や地域活性化につなげる考えが書かれ、地域特性の活用が具体的に読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
アウトドア用品の市場規模は成長を続けており、ELNEST社とのコラボ商品が雑誌等に掲載されることで加藤木工オリジナルブランドの知名度向上が期待できる。設計事務所からの高度な技術やデザインの依頼にも応え、販路の拡大を見込んでいる。ワークショップの開催などで若い世代に木工の魅力を伝え、木工ファンを増やしたいとしている。
made in Japan の Hand made
公式の事例集より(原文のまま)
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
高速加工が可能な高精度マシニングセンターを導入し、CAD/CAMシステムと連動させた生産体制を構築して工程全体のリードタイム短縮を図った。
効果:主軸回転速度が4倍以上となった。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。