自社設備(大型プレーナー)の改良によるリードタイム短縮化・短納期化の実現
既存の大型プレーナー機1台を改良した。
効果:製作日数 352日→240日
株式会社汎用
成果全体的に生産性が10%アップした
| 事業者名 | 株式会社汎用 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 阿見町 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
茨城県には科学技術拠点都市として注目される筑波研究学園都市があり、筑波大学やJAXAなどの研究・教育機関をはじめ約150の民間研究機関・企業等が集まっている。同社は阿見町に自社工場を置き、用途に合わせた機械の設計から製造、組立、据付、メンテナンスまで一貫して請け負い、試作・単品・小ロットを得意としている。顧客からの発注は研究に関する機械や部品が多い。
抱えていた課題
やったこと
最新型のマシニングセンターを新規に導入し、部品加工の時間短縮と精度向上を図った。マシニングセンターは目的に合わせて切断、面を削る、穴を開ける、切削などを行う工作機械で、これを使って機械を作る機械であるマザーマシンとも呼ばれる。新設備により高品質・高スピードでの対応を確認し、従来設備を含めたマシニングの基準化を進めて技術人材の育成にも力を入れた。
| 加工機 | マシニングセンター |
|---|
新しいマシニングセンターの導入により、部品加工時間が短縮され精度も向上し、全体の生産性が10%アップした。これにより顧客の独創的なニーズを高精度・短納期で実現する部品製作プロセスが構築できた。受注も増加した。さらに従来設備を含めたマシニングの基準化を進め、工場全体の生産性と技術人材の育成を両立させる体制を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
顧客の独創ニーズに応える部品試作を行ってきた強みと、マシニング導入で受注が増えた流れは読めるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
試作・単品・小ロットに強く、顧客と一から作る強みが語られているが、市場動向や競合との比較は書かれていない。
変更で作業が止まる課題を認識し、最新マシニング導入で製作時間の短縮と精度向上を実現、生産性10%アップと数字で示されている。
生産性が10%向上したという実績はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従来設備との基準化や人材育成に注力すると書かれているが、人員体制や事務処理能力の具体は薄い。
研究機関や企業の独創的ニーズに応える強みは読めるが、ターゲットの定量的な裏付けは薄い。
基準化と人材育成を進める方針はあるが、スケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
独創性の強い機械や部品を扱うとあるが、分野の普及度や高付加価値化の水準を示す記述は乏しい。
筑波研究学園都市の研究機関・企業に近い立地で地域の研究開発を支える点がうかがえるが、国が補助する理由は示されていない。
生産性10%向上や受注増加が示されるが、補助金投入額との比較や費用対効果の数値は書かれていない。
最新マシニングの導入はあるが、先端デジタル技術の活用や地域サプライチェーンへの貢献は明記されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
県内の研究機関や企業からの発注が中心と書かれ、地域での事業展開は読めるが、雇用創出や成長への寄与は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
現在は県内外からの発注が中心だが、いずれは海外からの受注も取り付けたいと考えている。生産性の向上と人材育成の両方を行い、企業としての競争力を強化していく。
「作業はロボットが代わってくれるかもしれないが、積み重ねた経験を生かしてより良い仕事をするのは人の担当。ベテランの経験値を若手と共有し、一つの仕事を次の仕事につなげていきたい」
公式の事例集より(原文のまま)
既存の大型プレーナー機1台を改良した。
効果:製作日数 352日→240日
三菱電機製の高精度金型ワイヤー放電加工機「MV1200R」を導入した。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。