ものづくり補助金平成24年度大阪府

均一微細射出発泡成形技術を応用したプラスチックパネルの開発

株式会社クニムネ

成果パネル重量 500g/枚→400g/枚

この事例のポイント

  • 鉄筋コンクリートの電気防食工事は狭い部位では施工が極めて困難で、補修効率が上がらない。
  • 鉄筋コンクリートの内部鉄筋に施す電気防食工事を容易にする、チタン電極を埋め込んだプラスチックパネルを試作した。
  • パネル重量 500g/枚→400g/枚。試作品の評価試験で開発目標をすべて達成した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社クニムネ
所在地大阪府 東大阪市
業種繊維工業
技術分野プラスチック成形加工
従業員数40人
資本金1,000万円
設立1925年

事業の背景

同社は1925年創業の樹脂成形会社で、化粧品容器、工具類容器、医療機器、自動車部品など多岐にわたる樹脂製品を設計から製造・販売まで一貫して受注生産している。射出成型に高い製造ノウハウを持つ。近年は全国の高速道路や橋梁で鉄筋コンクリートの劣化、特に塩害が大きな問題となっており、建替えは環境面で好ましくないため補修需要が見込まれている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力鉄筋コンクリートの電気防食工事は狭い部位では施工が極めて困難で、補修効率が上がらない。
  • コスト・採算電気防食パネルは軽量と強度を両立させる必要があり、試作では成形条件の最適化を繰り返す必要があった。

やったこと

鉄筋コンクリートの内部鉄筋に施す電気防食工事を容易にする、チタン電極を埋め込んだプラスチックパネルを試作した。社内で開発を進めてきたMuCell(超臨界微発泡技術)を採用し、建設業で用いられる尺寸法に合わせた300mm角のパネルとし、組み合わせによりパネルサイズを自由に変えられるようにした。成形の最適条件を追求して基本発泡倍率、重量、そり、寸法精度を確立した。

新しい製品・サービス:鉄筋コンクリートの電気防食工事用のチタン電極を埋め込んだ300mm角のプラスチックパネル

事業の効果

  • パネル重量 500g/枚→400g/枚
  • パネル接着の強度も基準となる点荷重30kgまでをクリア

試作品の評価試験で開発目標をすべて達成した。パネル重量は当初より20%減の400g/枚となり、接着強度は点荷重30kgの基準をクリアした。大手セメントメーカーによる測定でも電気防食工法のシステムに実作業で使用できると確認された。施工が容易になることで高速道路や橋梁の補修効率が高まり、橋桁の寿命延長やライフサイクルコストの低減が期待される。

今後の展望

製品化に向けて大手セメントメーカーと協力し、ゼネコンに試験施工を働きかけている。2年ほど後の実際の補修現場での採用を想定し、国土交通省やNEXCO各社にPRを続けている。

事業者の声

補助事業の計画及び実施に際し、中央会様に一方ならぬご協力をいただき、スムーズに人運びました。当該補助事業は土木工事関係で弊社には新分野への挑戦であり、今後の営業展開に期待しています。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。