ものづくり補助金平成27年度卸売業、小売業埼玉県

刺繍機導入によるポップデザイン足袋の開発と国内及び海外販売展開

株式会社武蔵野ユニフォーム

この事例のポイント

  • 2017年に刺繍機を導入した。
  • サムライ足袋は2017年11月に彩の国優良ブランド品に認定された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社武蔵野ユニフォーム
所在地埼玉県 行田市
業種繊維・衣服等卸売業
従業員数25人
資本金1,000万円
設立1974年

事業の背景

株式会社武蔵野ユニフォームは作業服や白衣、事務服の卸売・小売を主力とする会社である。足袋業者ではないが、2012年1月に足袋の製造販売を手がけるようになった。足袋の製造は足袋業者に依頼している。行田市は足袋のまちとして知られる。

課題と取り組み

やったこと

2017年に刺繍機を導入した。一度に六つの刺繍ができる6頭立て、精巧な刺繍が施せる7頭立ての機械である。和柄を強調する独特のデザイン刺繍を施したサムライ足袋を開発した。同年から、パリ市内の店舗にサムライ足袋を置いてもらおうと営業活動を強化した。竜や家紋といった和柄のデザイン刺繍で個性を際立たせたサムライ足袋を売り込んだ。

加工機刺繍機(6頭立て・7頭立て)

新しい製品・サービス:ポップデザイン足袋(サムライ足袋)

事業の効果

サムライ足袋は2017年11月に彩の国優良ブランド品に認定された。2018年にはパリ・ジャパンエキスポでファッションコンテストも行った。海外での販売を進め、逆輸入を狙っている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性4

    2012年に足袋事業を始め、2017年に刺繍機を導入、2019年に埼玉県経営革新計画の承認を受けており、過去の取組との一貫性が読み取れます。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    「他にない柄で洋服にも合う」という強みは示されるが、市場動向や競合との比較データは書かれていません。

  • 課題の認識と解決2

    課題の認識は示されず、海外店舗での販売計画や逆輸入を狙う方向性がうかがえる程度です。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    海外販売計画はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は数字で示されていません。

  • 事業を進める体制2

    従業員数25人の記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な説明はありません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    和柄を強調した独特の刺繍デザインで洋服にも合う点、パリの店舗や展示会で売り込む対象が具体的に示されています。

  • 事業化までの道筋3

    2017年の刺繍機導入、2018年のパリ展示会、2019年の販売計画と時系列の流れは読み取れるが、課題解決の方法は薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    足袋業者でありながらポップな刺繍デザインで異色と言われる点は読み取れるが、市場での高価格化の数字はありません。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    海外での逆輸入を狙う点はうかがえるが、雇用創出や波及効果など国が補助する理由は書かれていません。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    刺繍機の導入は書かれるが、先端的なデジタル技術や新しいビジネスモデルの記載はわずかです。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    足袋からファッションアイテムへの進出はうかがえるが、日本経済の構造転換に触れた記載はありません。

  • 地域経済への波及3

    行田市の「足袋のまち」という地域特性を活かした事業であることは読み取れるが、雇用や地域経済への効果は書かれていません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

サンマリノ共和国やパリでの海外展開を進め、海外人気を先行させて逆輸入を狙う計画である。

事業者の声

この足袋なら洋装にも合うのでは

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

東京都卸売業、小売業平成25年度

スライド式ホルダーを採用した床排水トラップの開発

製品形状を円形から正方形に変更し、一軸方向へのスライドで着脱できるスライド構造の床排水トラップ「スライドロック」を開発した。

効果:洗濯機の排水ホース内に残ってしまう排水量を大幅に少なくすることができた。

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。