ペン型Bluetoothオシロ‐スマホを表示機として使用するオシロスコープの試作開発
携行できるペン型端末のソフトウェア開発、筐体、基板、データを表示するスマートフォン・タブレットのアプリケーション開発を実施した。
株式会社ビジョンセンシング
成果キャリブレーション時間 180分→30分
| 事業者名 | 株式会社ビジョンセンシング |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市北区 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 3,300万円 |
同社は社員10名ながら遠赤外線カメラの開発・設計・製造を手掛ける研究開発型メーカーで、完成品販売に加え大手電機・自動車メーカーからの試作品制作や受託開発も行っている。欧州では夜間歩行者検知用として自動車向け遠赤外線カメラの需要が高まり、2018年ごろからユーロNCAPにも採用される見込みで市場拡大が期待されていた。
抱えていた課題
やったこと
従来品の高価なセンサーをフランスULIS社の低価格センサー「PICO384」に変更し、回路設計と部品選定を慎重に行った。立命館大学の木股教授の指導を受けてキャリブレーションレス化のパラメータ探索と証明実験を行い、FPGAデバッグや回路デバッグを繰り返して試作品を完成させた。実験データの見直しから、FPAの温度に関係なく各画素の感度比が常に一定であることを発見し、カメラ内部の補正テーブルを撮影中の自己学習で自動更新する方式を開発した。大阪府立産業技術総合研究所でEMI試験を実施し、ヨーロッパ規格をクリアした。防水性能と振動性能の試験は事業期間内に完了できなかった。
新しい製品・サービス:車載用の低価格遠赤外線カメラ(キャリブレーションレス方式)
キャリブレーションの時間を1/10以下に短縮し、1台の映像処理を従来の3時間以上から30~40分程度にできるようになった。製造コストを大きく削減でき、年間5万台規模で他社製品の半値程度を目指す。EMI試験は欧州規格をクリアし、防水・振動試験は今後の課題として残る。開発したプロセスは特許出願中である。
5年後に車載用ナイトビジョンでカメラ市場の10~20%のシェアを獲得することを目指す。国内メーカーへの展示会等でのPRも進める。
今回、このプロト機を開発し、市場に発表することにより、日本国内でナイトビジョンへの注目が急速に高まってきました。
公式の事例集より(原文のまま)
携行できるペン型端末のソフトウェア開発、筐体、基板、データを表示するスマートフォン・タブレットのアプリケーション開発を実施した。
ものづくり補助金により、チップレベルTSV電極形成加工技術の実用化検証に必要な直接人件費と外注加工費の補助を受けた。
効果:試作開発コスト 3,000万円→500万円
超高圧クーラント装置付きCNC旋盤機を導入し、チタンや耐熱合金など難削材を用いたゆるみ止め締結部材の加工技術を開発した。
効果:目標値での単価の試作開発に成功した。