ものづくり補助金平成24年度秋田県

両面フレキシブル基盤(FPC)用ロールtoロールパターン検査装置(AOI)の開発と拡販

インスペック株式会社

成果ロールtoロール型AOIの売上構成比(2017年4月期から2018年4月期) 17%→44%

この事例のポイント

  • それまでのFPC用検査装置は間欠送り動作で検査速度が遅く、大量生産における課題となっていた。
  • COF検査装置の生産で培ったロール製品を連続搬送して検査する技術と、ファインパターン基板の検査で得た検査性能を融合させ、供給・巻取りのロールを連続搬送しながらFPCの検査を一度で…
  • ロールtoロール型AOIの売上構成比(2017年4月期から2018年4月期) 17%→44%。ロールtoロール型AOIは、2019年4月期までに売上構成比が17%から64%まで上昇し、売上の中核をなす製品へ成長し…

事業者のプロフィール

事業者名インスペック株式会社
所在地秋田県 仙北市
業種電気機械器具製造業
技術分野電子部品・デバイスの実装
従業員数62人
資本金8.25億円
設立1984年

事業の背景

インスペックは電子回路基板などの外観検査装置および製造装置の開発・製造・販売を行い、画像処理・光学センシング・メカトロニクスの技術を持つ。2002年から液晶パネルドライバ用基板(COF)の検査装置を販売していたが、液晶技術の変化でCOFの生産が激減し、検査装置の需要も減少した。一方、IoTの進展により自動車やモバイル機器、ウェアラブル機器などでFPCの needs が拡大していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力それまでのFPC用検査装置は間欠送り動作で検査速度が遅く、大量生産における課題となっていた。
  • 集客・繁閑液晶技術の変化によりCOFの生産が激減し、COF検査装置の需要も減少していた。

やったこと

COF検査装置の生産で培ったロール製品を連続搬送して検査する技術と、ファインパターン基板の検査で得た検査性能を融合させ、供給・巻取りのロールを連続搬送しながらFPCの検査を一度で行う装置を開発した。開発では3台の8Kラインカメラを使用し、撮像位置やタイミングの異なる複数のカメラの制御と搬送制御を統合する総合検査ソフトも自社開発した。国内メーカーの協力のもとで試作機のデモ評価を行い、検査速度は他社製品に比べ格段に速く、性能も目標をクリアしていることを確認した。試作機開発時はFPCメーカー各社に導入事例がなかったため、来社してのデモや展示会出展などの営業活動を継続した。

  • 検査測定ロールtoロールパターン検査装置AOI8Kラインカメラ3台
  • ソフト総合検査ソフト

新しい製品・サービス:ロールtoロールパターン検査装置(AOI)

事業の効果

  • ロールtoロール型AOIの売上構成比(2017年4月期から2018年4月期) 17%→44%
  • ロールtoロール型AOIの売上構成比(2018年4月期から2019年4月期) 44%→64%

ロールtoロール型AOIは、2019年4月期までに売上構成比が17%から64%まで上昇し、売上の中核をなす製品へ成長した。検査速度が他社製品より格段に速く、FPCメーカーのロールtoロール型連続搬送AOIの導入事例がない中で、デモや展示会を通じた営業活動を継続した結果、着実に販路を広げた。

今後の展望

外観検査装置は現在最大8台の16Kラインカメラが使用されるまで進化を続けており、FPCニーズの拡大にともない検査装置の需要も拡大する見込みである。COFも液晶パネルの狭額縁化にともない販売増加が期待されている。

事業者の声

品質の向上なくして成長なし

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。