しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
フラッシュ精機株式会社
| 事業者名 | フラッシュ精機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 阪南市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 4,960万円 |
| 設立 | 1897年 |
日本のモータリゼーションに伴い自動車の販売台数は右肩上がりで、整備需要も盛んだった。しかし販売台数が減り、性能の良い製品が出回るようになってからは工具の買替え需要が減少している。同社はソケットレンチ等を製造しており、売上確保に苦慮している。
抱えていた課題
やったこと
エンドユーザーの購入傾向や実際の声を調査し、現状製品の使い勝手や課題点を把握した。タイヤ交換では十字レンチとトルクレンチを併用する大半のユーザーが二度手間になっていることがわかり、十字レンチに単能型トルクレンチを内蔵させる製品の開発に着手した。機構部分の設計に時間を要し図面の書き直しなどに対応した。デザイナーをプロジェクトに参加させ、デザイン性の向上にも取り組んだ。
新しい製品・サービス:十字レンチに単能型トルクレンチを内蔵させた工具
十字レンチとトルクレンチの持ち替えが不要となり、タイヤ交換の作業を一連の動作で済ませられるようになった。試作品は既存の得意先数社に使用してもらい、まずまずの好反応を得ている。一方で安全性の保証と量産時の生産プロセス構築が課題として残っており、改良を加えたうえで販売は今しばらく後になる見通しである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1897年創業の老舗で、買替え需要減少を受けユーザー調査から十字レンチ開発に着手した経緯が書かれており、既存事業との一貫性がうかがえる。
安全への配慮が企業文化で、得意先評価も高いと書かれる一方、競争優位の定量的な根拠は示されていない。
タイヤ交換時の十字レンチとトルクレンチの二度作業という課題を特定し、一体化した製品で作業を一連化する解決策が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
事業計画は自力で作成し、デザイナーや公的機関とも連携したと書かれるが、体制や人材の具体は薄い。
ユーザーの声を基に使い勝手を改善した点や得意先の好反応は書かれるが、顧客ターゲットや価格の整理は示されていない。
安全性の検証と外注を含む量産プロセスの構築が課題と示され、販売は今しばらく後と時期の方針は書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
十字レンチにトルクレンチを内蔵する製品で、既存製品との差別化が示されるが、市場の普及度や高価格化の数値は書かれていない。
中小企業が生き残る道筋を国や自治体が示すという代表の言葉はあるが、波及効果や雇用創出の具体は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
デジタル技術の活用は書かれておらず、一連動作化という工程改善にとどまるため、サプライチェーンへの貢献はうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
大阪府阪南市の立地が示されるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及はわずかにしかない。
安全性の検証を重ねたうえで販売を進める。リーマンショック以降は売上が回復しつつあるが以前の水準には戻っておらず、日本市場にこだわらず商社経由の海外販売にも力を入れる。2017年の創業120周年を機に新たな飛躍を目指す。
ユーザーに事故があってからでは本末転倒。安全確保が最も大事
公式の事例集より(原文のまま)
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
板金加工の後工程である塗装、組立の生産設備を平成24年に導入した。
効果:作業員数 3人→1人
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。