回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
タカタ精密工業株式会社
| 事業者名 | タカタ精密工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 中新川郡立山町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,測定計測 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1984年 |
当社は昭和59年に創業し、汎用研削盤1台でスタートした金型部品メーカーである。現在は精密加工メーカーとして、自動車や電子、省力化機械などの部品や工作機械向けの機械刃物、治工具、刻印、歯車などを手掛けている。展示会や商談会に年5~6回参加して販路開拓に努めており、受注取引先数は平成23年の月平均約20社から27年には40社以上へ増えている。
抱えていた課題
やったこと
平成26年度の補助金でCNC超精密研削盤を導入し、裁断性能や耐久性に優れた高品質な機械刃物の製造が可能になった。平成27年度の補助金で高精度CNC3次元測定機を導入し、立体形状部品を3Dで迅速かつ正確に測定して数値化できるようにした。これにより、これまで別々に測定していた金型ユニットの全周の測定が可能になり、正確な数値化や評価を基に品質の安定化を図った。また、測定データを3次元設計データとして設計部門へフィードバックできるようになり、先に導入した研削盤と合わせてデジタルものづくりの技術基盤を整えた。
| 加工機 | CNC超精密研削盤 |
|---|---|
| 検査測定 | 高精度CNC3次元測定機 |
新しい製品・サービス:医薬品PTP包装の裁断用金型ユニット
高精度CNC3次元測定機の導入により、金型ユニットの全周を一度に測定でき、正確な数値化と評価に基づいて品質が安定し、裁断性能が向上した。測定を自社で行うことで工程管理がしやすくなり、短納期につながった。また、測定時間や費用が把握できるようになり、コストの低減が図られた。技術基盤が整ったことで、これまで見送っていた案件も含め幅広い製品の受注・製作に対応できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成26年度に採択されたCNC超精密研削盤導入を経て、医薬品向け機械刃物へ展開しており、過去の取組との連続性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
裁断性能や耐久性に優れた機械刃物を製造できるようになったと記載があるが、市場動向や自社の強み・弱みを比較する記述は具体性が薄い。
取引先の高品質・高耐久の要望に応じる課題認識は読めるが、高付加価値化の数値目標や事業計画の詳細は記載されていない。
高付加価値の創出や賃上げを実現する数値目標は記載されていない。コスト低減や受注増の表現はあるが目標値ではない。
従業員18人の企業で、職人の手加工から3次元測定まで自社で行う体制が示されているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の詳細は薄い。
医薬品PTP包装の金型ユニットを、ミクロン単位の誤差や裁断性能向上など具体的な価値とともに、取引先からの受注という形で示している。
3次元測定の導入、設計へのフィードバック、長寿命化に向けた協議中など今後の進め方はあるが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
医薬品PTP包装の裁断用金型ユニットを高精度に製造する点で、同分野で高水準の高付加価値化を図る内容と読み取れる。
地元医薬品メーカーや化粧品・ジュエリー分野への展開はうかがえるが、経済波及や雇用創出の具体的な数値は記載されていない。
CNC超精密研削盤の導入によりコストの低減が図られたと記載があるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値はない。
3次元測定データを設計へフィードバックするデジタルものづくりの基盤整備はうかがえるが、サプライチェーン全体への貢献は記載されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
地元富山の医薬品メーカーに対し地の利を生かした販路拡大を進めると記載があるが、地域経済への波及効果の数値はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
地元富山の医薬品メーカーに対し、技術力に加えて現場対応の迅速性や搬送の利便性などの地の利をアピールして販路拡大を図る。化粧品やジュエリーなど新しい分野からも依頼があり、技術を幅広く水平展開して積極的に取り組む。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日