最新設備による生産力と社員の年間所得を向上させる事業
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分
株式会社タアフ
成果生産性は33.3%向上した。
| 事業者名 | 株式会社タアフ |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 富山市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 58人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1987年 |
当社は昭和41年に立山科学工業株式会社の精密加工部品部門として始まり、昭和62年に立山科学グループの部品加工会社として独立した。FA(生産工程自動化システム)・ロボット分野の切削加工による機械部品製造を営み、現在はロボット機器、半導体機器、航空機部品を主力とする。航空機部品は平成26年に参入し、航空機業界の増産を受けて受注アイテム数が増える傾向にある。
抱えていた課題
やったこと
5軸加工機に多面パレットストッカーを接合し、工作物の自動交換による連続無人運転を可能にした。多面パレットストッカーは24パレットを有し、加工機へ工作物を自動で供給・取り出しできるようにした。併せて長時間運転に適した刃物工具を見出し、刃物工具の摩耗を減らして長寿命化するため加工プログラムを見直して最適化を図った。深夜・休日も含めて稼働率を上げ、生産能力の向上とコスト低減を狙った。
| その他 | 多面パレットストッカー |
|---|---|
| その他 | 長時間運転に適した刃物工具 |
加工機を停止せずに生産できる体制が整い、生産性は33.3%向上した。土日稼働は各日8時間から2時間程度に短縮され、深夜残業もなくなり、勤務体制は昼夜2交代から昼勤のみへ変わった。作業者の働き方にも余裕が生まれ、QCサークル活動などを通じて職場環境の改善や品質向上、新製品開発に自発的に取り組むようになった。目標にはほぼ達成した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の5軸加工機を基盤に、航空機部品参入(平成26年)と受注増を受けた増強と記載されており、過去の取組との連続性は読み取れる。
航空機業界の低コスト化・納期への厳しい要求と、形状が複雑で多品種少量という強みの制約が示されるが、競争優位の定量的根拠は乏しい。
既存設備は2パレット仕様で夜間・休日稼働が難しいと課題が明確で、多面パレットストッカー導入で連続無人運転に解決する計画が示されている。
生産性は33.3%向上と数値目標に対する達成が示され、ほぼ目標に達したと記載されている。付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
検査技術有資格者の育成や機械メーカーとの協力は書かれるが、補助事業を遂行する人員や事務体制の具体は薄い。
航空機部品、ロボット機器、半導体機器を主力とし、納期とコストへの顧客要求は示されるが、ターゲットの定量的な裏付けは薄い。
導入後のパレット不足や治具の課題、機械メーカーとの問題克服の経緯が書かれ、今後は工場全体のロボット化を段階的に進める計画が示される。
公開されている事例からは読み取れません。
航空機部品は高付加価値分野とうかがえるが、普及度や高価格化の水準を示す記述は乏しい。
航空機業界の増産や新分野(真空装置、医療機器等)への進出が述べられるが、波及効果や雇用創出の数値は示されていない。
2交代から昼勤のみへの変更や、土日稼働時間が8時間から2時間程度へ減ったと記載されるが、投資額対効果の数値は示されていない。
自動化・無人化や多面パレットの接合は記載されるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明示されていない。
航空機部品や医療機器、真空装置など成長分野への進出が示唆されるが、構造転換への言及は限定的である。
富山市の企業であることは示されるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済への効果は記載されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
当社は将来的に工場全体のロボット化を目指しており、本事業をその第一段階と位置づけている。さらなる生産性向上と無人化の到達を目指す。本事業をステップに、真空装置、医療機器、航空機用エンジンといった新たな分野への進出も探る。
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
急速冷凍庫(ラック式ショックフリーザー)を導入し、従来の冷凍庫では14〜16時間程度を要していた生まんじゅうの冷凍を4時間で行えるようにし…
効果:冷凍時間 14時間→4時間