紀州桐箪笥製造で培った伝統技術を現代のニーズにチューニング建築需要の取り込みを狙う
建築用の大型材料に対応するため、板材・角材を直線切断できるパネルソーを導入した。
効果:加工可能な板材の長さ 2m→5m
有限会社ヤマイチ小椋ロクロ工芸所
| 事業者名 | 有限会社ヤマイチ小椋ロクロ工芸所 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 南木曽町 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1976年 |
南木曽ろくろ細工は、木目の美しさと手ざわりの良さから結婚式の引き出物や記念品として人気を集め、大量生産をしていた時期もあった。しかし安価なプラスチック製品等に押されて需要が減少し、職人も減っている。同社は伝統工芸士の小椋社長のもと、インターネット販売や新商品開発にも取り組んでいた。
抱えていた課題
やったこと
真空吸着式ろくろを導入し、削る木を機械に固定するために必要だった余分な木が不要になった。これにより真円をずらした加工が容易になり、極薄や新しいデザインの商品を製作できるようにした。作業時間を短縮し、生産効率の向上を図った。また、2018年11月にフランス・パリのショールームで展示会を開催し、商品や技術をPRして現地業者との商談会や一般販売も行った。さらに地域おこし協力隊員を採用し、工房で職人としての技術習得に努めてもらっている。
| 加工機 | 真空吸着式ろくろ |
|---|
新しい製品・サービス:真円をずらして加工したUFO型の花器などの斬新なデザインの皿や、極薄の製品。
真空吸着式ろくろの導入により、今まで困難だった極薄や芯をずらした斬新なデザインの商品を製作できるようになり、付加価値が向上した。作業時間が短縮され、生産効率も向上した。高級志向の若い世代をターゲットとした事業展開を図っている。他社との差別化と新たな顧客開拓にもつながると考えられている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
伝統工芸の木地師の歴史や南木曽ろくろ細工の継承は読めるが、事業の経営戦略上の位置づけは明示されていない。
安価なプラスチック製品に需要を奪われた外部環境と、他社との差別化を図る意図は読み取れるが、自社の強み・弱みの具体的な分析は薄い。
後継者不足や需要減少の課題認識は示されるが、高付加価値化の具体的な収益計画や数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
地域おこし協力隊員を採用し3年間で職人技術を習得させる体制は読めるが、事務処理能力などの体制は具体性が薄い。
真円をずらした斬新なデザインや高級志向の若い世代向けという狙いはあるが、顧客ニーズの裏付けは示されていない。
真空吸着式ろくろ導入やパリでの展示会開催などの取組はうかがえるが、スケジュールや課題解決方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
真空吸着式ろくろによる極薄・芯ずらし加工で他社との差別化を図る点は読めるが、高価格化の水準は数値で示されていない。
地域おこし協力隊の採用や南木曽町の伝統工芸継承の取組から地域への波及はうかがえるが、国が補助する積極的理由は読めない。
木を無駄にしない効果や生産効率向上の記述はあるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
木曽の落葉広葉樹を活かした南木曽ろくろ細工で地域の伝統を守り、協力隊員の定住による担い手育成が書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新たな顧客開拓とインバウンド誘客、職人育成による伝統工芸の継承を進めていく方針である。
「もっと変化に富んだものができないか。さらに、木をムダにしたくないという思いからこの機械を導入しました」
公式の事例集より(原文のまま)
建築用の大型材料に対応するため、板材・角材を直線切断できるパネルソーを導入した。
効果:加工可能な板材の長さ 2m→5m
切削工程の負担を減らすため、新しいNCルーターを購入した。
従来の壁面固定型リフターではなく、床面独立型の自立型リフターを開発した。