新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
第一電通株式会社
成果締結部分のせん断応力の最大強度は200MPa以上と、アルミリベットと比較して3倍の強度を達成した。
| 事業者名 | 第一電通株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 可児市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装,測定計測,立体造形 |
| 従業員数 | 123人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1952年 |
当社は締結分野のパイオニアとして、ナットランナーやサーボプレスを軸とした専門メーカーである。自動車用製造ラインのネジ締め機械「ナットランナー」を扱う締結機器メーカーとして、締結分野で培った技術をもとに圧力・測定分野にも展開している。自動車をはじめとする輸送機器では軽量化と高強度化の両立が求められ、金属とCFRPなど多種の複合材料からなる成形品の使用が増えている。
抱えていた課題
やったこと
高周波誘導加熱により、金属とCFRTPの融着締結接合装置を試作開発した。加熱には非接触で内部まで均一に瞬時に加熱できる高周波誘導加熱を採用した。成形プレス装置には自社製のフルデジタルサーボプレスシステムを使用し、プレス荷重とプレス距離を自由に設定できるため小さな部品でも高精度成形や精密な制御が可能となった。炭素繊維が樹脂内で連続的に配向されている一方向CFRTPロッドを用いた軽量CFRTPリベットを開発し、締結荷重と沈み込み量を監視しながら締結することで、高精度・高強度の異種材接合を可能にした。試験片でせん断応力と引っ張り応力の検証を行った。
| 加工機 | 高周波誘導加熱装置 |
|---|---|
| 加工機 | 高周波加熱締結機器システム |
| 金型 | CFRTP製リベット用特殊金型 |
| 検査測定 | 赤外線サーモグラフィカメラ |
| その他 | 冷却水循環装置 |
| その他 | 加熱用コイル |
| 加工機 | サーボプレスユニット |
新しい製品・サービス:金属/熱可塑性CFRPの融着締結接合装置、軽量CFRTPリベット
CFRTPリベットを用いた異種材締結が可能となり、電解腐食を防ぐためのコーティングを省けるコストダウンを実現した。燃費を向上させ環境負荷を軽減できる軽量化も実現した。締結部分のせん断応力はアルミリベットの3倍の強度を達成し、スチールボルトの1/5の重量で同程度の強度を示した。2件の国際特許出願および特許化申請を行い、展示会出展や学会発表を通じて大きな反響を得ている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ナットランナーを扱う締結機器メーカーとして新規締結方法に着手したとあり、既存事業との関係は読めるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
軽量化・高強度化を求める自動車・航空機分野の需要に言及するが、競合に対する自社の強みの説明は具体性が薄い。
重量増加や腐食などの従来課題を挙げ、CFRTPリベットで解消すると示すが、事業計画としての売上や付加価値の目標は書かれていない。
強度や重量の性能数値はあるが、付加価値や賃上げの目標値は公開されている事例からは読み取れません。
従業員数123人や設立年は書かれるが、補助事業を遂行する体制や人材配置の記述はわずかにうかがえる程度。
自動車・航空機分野を対象に、せん断強度200MPa以上とアルミリベットの3倍、スチールの1/5重量という具体的な優位性が示されている。
多軸ロボットへの搭載やリベッターの小型化に取り組むとあるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
金属とCFRTPの融着締結は一般に普及していない分野で、2件の国際特許出願と特許化申請に言及している。
軽量化による燃費向上や環境負荷軽減に触れるが、波及効果や雇用創出の数値は示されていない。
コストダウンや軽量化に触れるが、補助金額に対する付加価値や費用対効果の数値は書かれていない。
自社製フルデジタルサーボプレスと高周波誘導加熱の組み合わせで、異種材締結の新手法を示しており、サプライチェーンへの貢献は一部読み取れる。
自動車・航空機の軽量化・高強度化分野への展開に触れ、製造業の進化や地球環境保護につながると述べている。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
軽量化・高強度化を活かして他の産業分野への提供を目指す。リベッターの小型化を進め多軸ロボットへの搭載に取り組むとともに、一方向繊維材、射出成形材等のより安価かつ高性能な材料を開発していく。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
第2工場の空きスペースを活用するため、全自動洗濯脱水機と回転式乾燥機、熱源となるボイラーを導入し第2工場内に設置した。
効果:納品日数 100%→70%