南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
阪和化工機株式会社
成果納入先の運転電力量の省エネルギー化(約12%減)
| 事業者名 | 阪和化工機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市東淀川区 |
| 業種 | 一般機械器具製造業 |
| 技術分野 | めっき |
| 従業員数 | 55人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1946年 |
1946年の創業以来、攪拌機の専業メーカーとして事業を続けている。攪拌機は液体材料を混ぜる機械で、混合・溶解・冷却など目的は多様であり、金融とサービス以外の幅広い業界で必要とされる。ポンプの性能を兼ね備えたポンピングミキサーなど専業ならではのノウハウに定評があり、化学・医薬・製紙・食品・水処理・環境関連などから安定した受注を確保している。現在の市場規模は10億円程度である。
抱えていた課題
やったこと
新型の羽根の開発のため、まず流体解析シミュレーションを行い、攪拌効率が高いと考えられる湾曲羽根をハンドメイドで試作した。この羽根を用いて標準タンクで実証実験を行い、高効率攪拌翼の設計目標を達成した。次に試作羽根から金型を起こし、新たに導入したプレス機で生産を開始した。プレス機の導入により、少量多品種を生産するための作業工程を3〜7日間短縮した。
新しい製品・サービス:流体解析シミュレーションで設計した新型3次元3枚プロペラを搭載した攪拌機
新型3次元3枚プロペラを搭載した攪拌機により、納入先の運転電力量が約12%削減され、攪拌効率が向上して省エネ・高効率化に貢献した。プレス機の導入により少量多品種生産の作業工程を3〜7日間短縮し、短納期化とコスト低減を実現した。今後は水処理・化学プラント・製薬メーカーなどへのPRや海外市場の開拓を進める予定である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1946年創業以来の携拌機専業メーカーで、3枚プロペラ開発は既存の攪拌機事業の延長として位置付けられている。
流体解析で自社内に科学的検証体制を持ち、省エネ・短納期を武器に化学・医薬など幅広い分野で安定受注している。
溶接ばらつきと多工程による短納期対応不可という課題を認識し、プレス機導入で工程を3〜7日短縮した。
運転電力量約12%減と工程短縮を目標に掲げ、実証実験で高効率化の目標達成を示している。
流体解析シミュレーションを自社で実施できる体制があり、試作から金型製作、量産まで一貫して進めている。
市場規模約10億円で、省エネ・省電力性と短納期性に優位性があると示し、ターゲット分野も具体的に挙げている。
既存市場へのPRから水処理・製薬などへの搭載、海外テスト機制作まで段階的な展開計画が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
同業他社にはない新型の羽根形状で、既存の3枚パドルとの差別化による高効率化を実現している。
電力価格高止まりの中で導入企業の省エネ・省コストに貢献し、海外市場への展開も見込んでいる。
電力消費量を約12%削減し、工程短縮によるコスト低減も実現しており、省エネ効果が明確である。
流体解析シミュレーションの活用に触れているが、サプライチェーン全体のイノベーションへの波及は薄い。
省エネ・省電力機器として電力コスト高止まりへの対応に触れるが、構造転換に資する記述は弱い。
大阪市の企業として地域に根ざす記述はあるが、地域特性を活かした雇用創出や成長牽引の記述は薄い。
電力価格が高止まりする中、高効率攪拌機の導入により導入企業の省エネ・省コスト化を実現できるため、今後も市場開拓と技術開拓を続ける。
今回開発した新型3次元3枚プロペラを搭載した携挫機は失挫効率がアップするため、お客様の製造工程における携挫時間が短くなり、電力のランニングコストが抑えられるとともに、電力消費量の削減が期待できます。必ずお役に立てるものと考えております。
公式の事例集より(原文のまま)
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
平成27年に竣工した第三工場内に、天然調味料の多品種少量生産設備として小ロット専用ラインを設置した。
効果:殺菌プレート内の滞留液量(1生産当たり) 40kg→10kg
UVインクジェットプリンター、寸法測定器、色差測定器等を導入し、機器メーカーの協力のもと機器使用技術を習得した。