マルチコプターによる写真測量及び航空レーザデータを使用した計測技術の更なる向上
崩壊地や急斜面の測量で人が直接現地に立ち入らずに計測できるよう、マルチコプター(UAV)とTLSを導入した。
株式会社アース・テクノ・サポート
| 事業者名 | 株式会社アース・テクノ・サポート |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 浜松市 |
| 業種 | 技術サービス業 |
| 技術分野 | 情報処理 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 2007年 |
当社は平成14年に非鉄金属再生業の分析室として発足し、環境・資源・エネルギー分野で環境資源分析・環境コンサルティング・環境エンジニアリングの3部門を柱に技術サポートを行っている。東日本大震災を教訓に平成24年7月に再生可能エネルギーの固定買取制度が始まり、太陽光パネルが全国的に広まったが、天候によって出力が変動するという不安定要因も露呈した。我が国の電力危機と地球温暖化防止の観点から、豊富な地熱資源を活用した小型バイナリー発電システムの適用拡大が急務と考えられた。
抱えていた課題
やったこと
地熱資源を活用する小型バイナリー発電システムの研究開発を進め、「地熱発電を安定稼働させ経済性を高めた『小型バイナリー発電IoTシステム』の試作開発」に取り組んだ。IoT対応のセンサー機器を組み込んだ小型バイナリー発電システムの設計・製作・試験運転を行い、温泉湧出地における発電量・各部温度・圧力・振動など、発電システム稼働に関わる諸情報を常時クラウド上にアップロードし、監視・解析できるようにした。IoT対応可能なソフトウェアを実装した小型バイナリー発電装置の試作、電力・温水流量・冷水流量・アラートなどの計測データをリアルタイムでクラウドサーバへ送信・格納するシステムの構築、クラウドサーバに格納された計測データを当社パソコンから任意のタイミングで閲覧・利用できるシステムの構築を行った。並行して実際の温泉湧出地で温泉配管の施工・管理に係る調査を行い、泉質ごとに腐食状況や固形成分の析出が異なることを確認した。
| 加工機 | IoT対応センサー機器を組み込んだ小型バイナリー発電システム |
|---|---|
| ソフト | IoT対応ソフトウェアを実装した小型バイナリー発電装置 |
| ソフト | クラウドサーバ・閲覧システム |
新しい製品・サービス:IoT対応の小型バイナリー発電IoTシステム(小型バイナリー発電装置、計測データのクラウド送信・格納・閲覧システム)
試験時に電球の点灯まで確認でき、発電量・温度・圧力・流量・アラートなどの計測データをクラウド上で常時監視・解析できるIoTシステムの構築に成功した。得られた成果として、IoT対応ソフトウェアを実装した小型バイナリー発電装置の試作、計測データのリアルタイム送信・格納システムの構築、当社パソコンから任意のタイミングで閲覧・利用できるシステムの構築が挙げられる。一方で、幅広いエリアの温泉湧出地に対応するには設置後のハード管理面での更なる研究・改良が必要という新たな課題も認識された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
分析室から環境技術分野へ展開してきた経緯と、地熱発電への取組を結びつけて記載がある。ただし経営戦略上の位置づけは明示されていない。
震災後の固定買取制度や太陽光の不安定性に触れるが、自社の強み・弱みと市場動向を比較した記述はわずかにうかがえる程度。
泉質による腐食や析出、発電停止リスクという課題を挙げ、IoTによる先読み対応を示す。ただし高付加価値化・成長への接続は薄い。
付加価値増加や賃上げの目標値は記載がなく、達成可能性を示す数値も見当たらない。
資格を持つ社長や環境分析・施工を含む3部門体制が紹介されている。ただし補助事業の遂行体制の具体的な人員配置は薄い。
稼働安定化と温泉湧出地への対応という顧客ニーズは示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
成果、今後の課題(多様な湧出地への対応、ハード管理面の改良)が段階的に整理され、研究の方向性が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
未利用の100℃以下の熱源を活用するバイナリー発電で、地熱利用の普及度は限定的と読み取れるが、高付加価値化の数値は示されない。
電力危機と地球温暖化防止の観点、固定買取制度の施行など、国が支援する社会的理由が具体的に示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
IoTセンサーとクラウドサーバを組み合わせ、発電データをリアルタイムで監視するデジタル活用が具体的に記載されている。
再生可能エネルギーと地熱資源活用という成長分野への進出が示されるが、構造転換への言及は限定的。
浜松市の企業として温泉湧出地の地域資源を活用する点は読み取れるが、地域の雇用や経済成長への効果は記載がない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は幅広いエリアの温泉湧出地に対応するため、設置後のハード管理面での更なる研究・改良を進めていく。
崩壊地や急斜面の測量で人が直接現地に立ち入らずに計測できるよう、マルチコプター(UAV)とTLSを導入した。
従来比4倍の範囲を計測できる4Kカメラを採用した。
効果:計測範囲 1倍→4倍
極低温に耐えるセンサを購入し、センサの検査機や回路も購入して耐低温センサユニットを開発した。