自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社ハイタック
成果治具の内製化により、1個あたりに掛かるコストは従前の7割程度に抑えられた。
| 事業者名 | 株式会社ハイタック |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 沼津市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 6.9億円 |
| 設立 | 2008年 |
株式会社ハイタックは、ガンドリルマシンの設計・製作と深孔加工の受託を主な事業とする開発型企業で、小径かつ高精度・高品質な深孔加工を得意としている。医療・航空宇宙分野では難削材の増加や製品の緻密化・軽量化への需要拡大により、高難度の業務を短期間で開発することが求められている。同社は外形加工済みワークへの深孔加工を受託して顧客の支持を得てきたが、複雑形状ワークの治具製作は外注に頼っていた。
抱えていた課題
やったこと
外形を高精度に切削加工できる機械として、立形マシニングセンタ、超精密高速ワイヤ放電加工機、CNC旋盤を導入した。新たな設備の導入にあたり、工場のレイアウトや作業工程を見直し、QMS文書を変更するとともに、導入機器の操作性向上のために社員教育を実施した。導入機械は社内LANに接続して稼働状況をモニタリングし、データを収集できるようにした。検証実験として、医療器具の試作品に対して深孔加工テストを行うため加工に必要な治具を製作するとともに、自社製ガンドリルマシンの工具(ドリルブッシュ)の加工を実施した。テストとして深孔加工した試作品5本で、目標としていた精度(同芯度0.1mm以内)を安定して達成した。
| 加工機 | 立形マシニングセンタ |
|---|---|
| 加工機 | 超精密高速ワイヤ放電加工機 |
| 加工機 | CNC旋盤 |
新しい製品・サービス:自社製「高性能ガンドリルマシン」
試作品5本で目標としていた精度(同芯度0.1mm以内)を安定して達成し、自作の加工治具により深孔加工時のデッドスペースが減って把持が安定し、従前より高度な精度が実現された。治具の内製化により1個あたりのコストは従前の7割程度に抑えられ、製作工程や輸送工程の省略により製作期間は最短で2週間から2日程度の短縮が想定されている。事業で構築した切削加工技術を基盤に深孔加工に加えて外形加工も受注できるようになり、長さ400mmの部材に小径1.0mmの穴を高精度で加工することが可能となった。これにより医療分野の需要に応え、世界でも唯一無二の技術を構築した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ガンドリル設計・深孔加工受託を主たる事業とする開発型企業と書かれ、過去の深孔加工受託実績が背景にあるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
外注依存の治具製作を内製化し、同芯度0.1mm以内を安定達成、治具コストを従前の7割程度に抑えたと具体的に書かれ、強みの活用が読み取れる。
治具外注による時間的ロスとコストを課題と認識し、内製化で製作期間を最短2週間から2日程度短縮と想定した具体的な計画が読み取れる。
製作期間の短縮やコスト7割程度など数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
社員教育の実施や工場レイアウト・QMS文書の変更は書かれているが、人材や事務処理体制の具体的な規模は読み取れない。
医療・航空宇宙分野での高精度深孔加工需要と唯一無二の技術という位置付けはあるが、顧客ターゲットの整理は具体性が薄い。
試作品5本での検証やガンドリル販売準備は書かれるが、中長期のスケジュールや課題解決方法の詳細はうかがえる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
400mm部材への小径1.0mm穴の高精度加工や世界でも唯一無二の技術と書かれ、高水準の高付加価値化が読み取れる。
医療・航空宇宙分野の需要に応えると書かれ、国が補助する波及効果は明示されていないが、分野への貢献は示される。
製作期間短縮やコスト7割程度など効果は示されるが、補助金投入額に対する付加価値額の数字は書かれていない。
稼働状況をモニタリングしデータを収集する仕組みを導入したと書かれるが、サプライチェーン全体への貢献は具体的に示されていない。
医療・航空宇宙分野での需要増加に触れるが、日本経済の構造転換への言及はわずかにうかがえる程度。
沼津市の地域での事業とわかるが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
培った技術・ノウハウを武器に、海外に向けて自社製「高性能ガンドリルマシン」を販売するべく準備を進めている。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分
新規設備としてCNC旋盤、CNC切断機(ポータブルCNC切断機)、2次元CAD/CAMシステムの3点を導入した。
効果:切断速度 100%→340%