ものづくり補助金平成27年度製造業愛知県

可食性インクによる “世界初” 食用プリントオブラートの開発

瀧川オブラート株式会社

この事例のポイント

  • 若い世代を中心にオブラートの認知度が低下し、市場が20〜30年変わっていないことに危機感があった。
  • 可食性インクでイラストを描き食べ物に貼る新用途を開発し、シンガポールで漢方薬を煎じて飲む習慣に対応して営業を進めた。
  • デコレーション用の食用プリントオブラートが好評を得て、シンガポールや国内の東急ハンズで販売されるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名瀧川オブラート株式会社
所在地愛知県 新城市
業種食料品製造業
技術分野デザイン
資本金1,000万円
設立1987年

事業の背景

瀧川オブラートは創業100年を超える老舗で、袋型オブラートでは90%以上のシェアを持ち、多くのドラッグストアに製品が並んでいる。業績は堅調だが、ここ20〜30年マーケットは変わっていない。当初は海外でオブラート自体が知られておらず苦労したが、食品関連の展示会への出展を重ねるごとに引き合いが増えた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑若い世代を中心にオブラートの認知度が低下し、市場が20〜30年変わっていないことに危機感があった。
  • 販路・情報発信国内の主な販路が限られており、海外市場の開拓が課題だった。

やったこと

可食性インクでイラストを描き食べ物に貼る新用途を開発し、シンガポールで漢方薬を煎じて飲む習慣に対応して営業を進めた。デコレーション専用のオブラートを開発し、絵柄をあらかじめプリントした商品を作ってシンガポールの展示会に出展した。生産設備としてプリンターを導入し、品質チェック用に金属検知機を導入した。商品は可食性ペンとのセット「Edible Film & PEN」と、イラストやメッセージを合成着色料で印刷した「Food Deco Sticker」をラインナップした。専用オブラートの厚みは20μmである。

加工機プリンター
検査測定金属検知機

新しい製品・サービス:可食性インクで絵を描ける食用プリントオブラート「Edible Film & PEN」と「Food Deco Sticker」

事業の効果

デコレーション用の食用プリントオブラートが好評を得て、シンガポールや国内の東急ハンズで販売されるようになった。国内外の企業や飲食店、個人からも発注が多く、注文が殺到している。今後は補助金で導入した設備を活用し、受注増に対応しながら販売チャンネルと商品ラインナップを拡充していく。

今後の展望

海外市場を含め拡販に強い意欲を見せ、若い世代にオブラートを知ってもらう取り組みを続ける。

  • 目標:専用オブラートの厚みは20μm

事業者の声

オブラートを広めたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。