回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社タマリ工業
成果加工時間 3時間→1.5時間
| 事業者名 | 株式会社タマリ工業 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 西尾市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1986年 |
同社は昭和61年に設立され、当初は溶接専用機の設計・製造を主に手がけていた。レーザー加工機事業は売上高の90%以上を占めるまでに成長した。国内外の機械メーカーがレーザー加工機を開発し競争が激化するなか、同社は高性能なレーザー加工機を次々と開発してきた。
抱えていた課題
やったこと
補助金を活用し、立型マシニングセンター(MC)と複合加工機、3次元CAD/CAM(コンピューター利用設計・製造)を導入した。複合加工機の導入により、フライス盤と旋盤でのワークの脱着が不要になり、作業効率が向上し加工精度もアップした。3次元CADのデータをそのままMCに入力できるようになり、プログラミング時間も短縮した。平成26年に新本社工場を稼働させ、規模を2倍に拡張した。
| 加工機 | 立型マシニングセンター(MC) |
|---|---|
| 加工機 | 複合加工機 |
| ソフト | 3次元CAD/CAM |
加工時間が従来の半分に短縮し、成果はすぐに出た。複合加工機の導入により脱着の手間がなくなり作業効率と加工精度が向上した。3次元CADデータをそのままMCに入力できるためプログラミング時間も短縮した。社員のスキルアップにもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成14年に社長が創業者から引き継ぎ、溶接専用機からレーザー加工機へ事業を発展させた経緯が書かれている。
レーザー加工機事業が売上の90%以上を占め、ユーザーごとの専用設計と固有のソフト・ハード技術が強みとして具体的に書かれている。
手作業から機械化への転換が迫られた課題を認識し、複合加工機導入で加工時間が3時間から1.5時間に短縮されたと書かれている。
加工時間半減という実績はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
社員が補助事業への対応を通じてスキルアップしたとあり、人材面の体制はうかがえるが具体性は薄い。
ユーザーごとの専用設計やコンパクト・低コストという価値が書かれ、選ばれる理由はあるが顧客数などは示されていない。
補助金で導入した設備の成果は書かれているが、中長期の遂行スケジュールや課題解決方法は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
レーザー加工機は競争が激化する分野だが、ソフト・ハードの固有技術で高性能機を次々開発し、差別化していると書かれている。
レーザー加工の需要増や人手不足への対応は書かれているが、地域や雇用への波及効果は具体的に示されていない。
加工時間が半分に短縮されたという効果は示されているが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
3次元CADのデータをそのままMCに入力し、プログラミング時間を短縮したとあり、デジタル活用がうかがえる。
レーザー加工の需要が伸びる分野で事業展開しているとあるが、日本経済の構造転換への言及は読み取れない。
愛知県西尾市に本社を置き、新本社工場へ規模を2倍に拡張したとあるが、地域経済への効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
同社は今後も補助金の成果を生かし、さらに高効率・高精度なレーザー加工技術・機械の開発にチャレンジし続けていく。
顧客第一の信念に徹して、さらに高効率・高精度なレーザー加工技術・機械の開発にチャレンジし続けていく
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。
効果:工程数 6工程→2工程
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった