自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社津島製作所
| 事業者名 | 株式会社津島製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 稲沢市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 800万円 |
| 設立 | 1973年 |
津島製作所は大手切削工具メーカーを顧客に持ち、標準品から特殊品まで多彩な切削工具を手がけてきた。売上の9割を切削工具が占め、包装機械部品や猟銃部品など新規分野の開拓にも積極的だった。平成26年、顧客から航空機部品向けエンドミルの新製品開発の依頼を受けた。
抱えていた課題
やったこと
平成27年度補正ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金を活用し、オークマの複合加工機「マルタスU3000」を導入した。同機は二つの主軸を持ち、片方の主軸で旋盤加工を終えた後、自動でワークを取り外して反対側の主軸に付け替え、マシニングセンター加工を行う。一つの機械で旋盤とMC加工を連続して行うことで、主軸の付け替え時の高い精度を保ちながら加工位置を割り出せるようにした。角度精度については、メーカーの協力を得て専用の超硬工具を用意してもらい、クリアした。50本を試作して10本を抜き取り検査したところ、振れと角度がすべて精度内におさまった。
| 加工機 | オークマ 複合加工機「マルタスU3000」 |
|---|
新しい製品・サービス:航空機部品向けエンドミル(超硬製の刃先とホルダーで構成)
ホルダーの振れ精度5マイクロメートルを切削で達成し、内径研磨に頼らずに加工できるようになった。角度精度も専用工具によって要求を満たした。旋盤とMC加工を一台の機械で完結させ、人の手による取り外しや付け替えの作業を減らした。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
切削工具を手がけ、包装機械部品や猟銃部品など新規分野へ拡大している点はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。
航空機産業の需要に応える趣旨の製品と、大手メーカーとの取引・高い技術力は読み取れるが、市場動向との関係は具体性が薄い。
ホルダー内径の要求精度が高く内径研磨が必要で高コストだった課題を、切削化で解決する方針が具体的に書かれている。
目標精度5マイクロメートルに対し、50本試作して10本抜き取り検査した全数が精度内だったと記載され、達成の裏付けがある。付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
連日工場でメーカーと試行錯誤したことや渡辺社長の判断は書かれているが、人材や事務処理体制の記述は薄い。
航空機部品向けエンドミルで顧客ニーズは明確だが、選ばれる理由や顧客ターゲットの整理は具体的に書かれていない。
旋盤とMCの複合加工機で一台完結させる方法や試行錯誤の経緯は書かれているが、中長期のスケジュールは薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
切削で振れ精度5マイクロメートルを達成し、研削レベルの加工を切削で実現しており、同分野で高水準の高付加価値化を図っている。
航空機産業の需要に応えて価格を抑えたことや新規分野開拓は書かれているが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
内径研磨の工程を切削に替えてコストを下げる方針と複合加工機の導入は読み取れるが、補助金額に対する効果の数値は書かれていない。
複合加工機で一台完結させ、ロボット組み込みで完全自動化する構想がうかがえるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。
航空機産業や新規分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するかは書かれていない。
稲沢市の地域での事業は読み取れるが、地域特性を活かした雇用や経済成長への効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
受け身ではなく自分たちの意志で仕事に臨みたい
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
ハイブリッド式測定機「O-INSPECT442」を導入した。
効果:医療機器用金属部材の測定時間 24分→18分
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。