自動投入ロボットとIoTを導入した木材加工ライン構築による生産性向上事業
木材加工ラインを見直し、カンナがけ・小割り・切り欠きなどの加工が1台でできる最新式の加工設備と、木材を真空吸着して自動で加工設備へ搬送・投…
効果:1日あたりの製材生産量 20㎡→23.4㎡
三田工業株式会社
成果曲げ加工機の台数 1台→2台
| 事業者名 | 三田工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 鈴鹿市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 57人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1963年 |
当社は金属製の扉を形状や用途に応じて多品種製作し、切断、曲げ、穴あけ、溶接などの加工を行って納入している。創業から50年余りで、設計から施工まで一貫受注を行い、建物の目的に合わせた各種建具を提供している。金属加工業界では、生き残るために取引先ユーザーの生産ニーズを見極め、それに対応できるものづくりの経営力を整えることが重要になっている。
抱えていた課題
やったこと
曲げ加工機としてアマダ製のベンディングマシーンを導入した。仕様を調査し、当社の要望に沿った機種を選定・発注し、効率的なレイアウトを検討して設置した。導入機は世界最高の高速高精度曲げ加工ができ、経験の浅い作業員でも試し曲げなしで目標角度に加工できる。薄板材から厚板材、形鋼材まで従来機と併用して効率的に運用する。試運転ではネットワークに接続して初期不具合がないか確認し、オペレーター研修で人材育成を行った。さらにハイブリッドドライブベンダー一式を導入し、シートワークスソフトを購入して高精度な曲げ作業を内製化し、IoTを活用できるものを標準化してデータベースに入れた。
| 加工機 | アマダ製ベンディングマシーン(IoT対応最新モデル) |
|---|---|
| 加工機 | ハイブリッドドライブベンダー |
| ソフト | シートワークス |
曲げ工程の生産待ちが解消され、生産リードタイムが短縮された。2台体制により顧客要求の2倍以上の仕事量をこなせるようになった。コストダウン要求にも応えられ、競争力が強化された。IoT活用で全社的にムリ、ムダ、ムラが排除でき、高品質な製品を安定して供給できる体制ができ、他社との差別化も図れるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
3D活用の建具製作を長年手がけ、受注生産体制を整える流れは読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
主要ユーザーの文化シャッターからの発注シェアを50%に引き上げる目標があり、競争力強化の方向は読めるが、市場動向の分析は書かれていない。
曲げ工程のボトルネックと残業月80~100時間という課題を明示し、IoT型ベンディングマシーン導入で解消する具体的な計画が示されている。
顧客要求の2倍以上の仕事量をこなせるようになったと書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は数値で示されていない。
アマダのオペレーター研修に参加して人材育成を行い、試運転やネットワーク接続の確認も実施したと具体的に書かれている。
顧客ニーズへの対応や多彩な特殊オーダー扉の受注拡大は書かれるが、ターゲットの定量的な裏付けは薄い。
試運転、研修、データ化、成果評価という手順は書かれるが、スケジュールや課題解決の期限は明確ではない。
公開されている事例からは読み取れません。
3Dデータを駆使した建具製作は建設業界で数少ないと書かれ、高付加価値化の方向はうかがえるが、高価格化の数値はない。
IoT活用の工場ネットワーク化や業界の生き残りに触れるが、地域経済への波及や雇用創出の積極的理由は書かれていない。
残業負荷の解消や2倍以上の仕事量への対応など効果は書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値はない。
IoTと3DCAD/CAMやデータサーバー、生産管理システムを接続し、紙データをなくしたとデジタル活用の具体が書かれている。
IoTとスマート板金工場の実現は成長分野への転換をうかがわせるが、日本経済の構造転換への言及はない。
鈴鹿市の企業であることは読めるが、地域の特性を活かした雇用や地域経済成長への言及は明確ではない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
価格競争力、安定した品質、生産性の向上により今後の受注増と売上増が見込まれ、収益性も上昇すると期待される。主力の鋼製建具は主要ユーザーからの発注シェアを50%に引き上げ、特殊オーダー扉の受注拡大や高品質な扉の自社製品としての開発販売も視野に入れている。
受注生産から自社製品の開発(オーダーメイドからイージーオーダー、そして自社製品開発)
公式の事例集より(原文のまま)
木材加工ラインを見直し、カンナがけ・小割り・切り欠きなどの加工が1台でできる最新式の加工設備と、木材を真空吸着して自動で加工設備へ搬送・投…
効果:1日あたりの製材生産量 20㎡→23.4㎡
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。