回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社富士製作所
成果段取り工程の短縮により製造ロス18%の削減を目標
| 事業者名 | 株式会社富士製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 伊賀市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,立体造形 |
| 従業員数 | 74人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1939年 |
同社は搬送装置をメインとした産業装置用のベアリングメーカーである。昨今の自動倉庫、物流倉庫の新設需要が増加し、顧客から増産対応を求められてきた。実現にはプレス工程に存在する製造ロスの克服が必要であった。
抱えていた課題
やったこと
最新式プレス加工機を導入し、プレス機とダイセットを試運転・検証した。検証項目は、段取り工程の短縮による製造ロス18%の削減と増産体制の構築、不良率の低減(事業期間内の試作段階では1%以内、実生産開始後は0.13%以内の計画)、製造データのリアルタイム監視の実施の3点である。1台のプレス機で複数製品を打ち分けることで、製品ごとの専用機による製造ロスを減らす。
| 加工機 | 最新式プレス加工機 |
|---|---|
| 金型 | プレス用ダイセット |
| ソフト | 製造データのリアルタイム監視システム |
新規設備導入により段取り時間が低減し、段取り担当者の流動化、新機能による生産性向上、稼働監視機能との連動が確認できた。製造データをリアルタイムに得て生産計画の精度を高め、管理数値の新設による生産性向上につなげる。増産に合わせて雇用も実現した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自動倉庫・物流倉庫の需要増に対応する増産が目的と書かれ、搬送装置向けベアリングの事業との関係は読み取れるが、過去の取組との一貫性は具体的に示されていない。
自動倉庫・物流倉庫の新設需要増加と顧客からの増産要請が示され、海外売上約15%や5年で25%の目標もあり、市場動向と自社の強みの関係が読み取れる。
プレス工程の製造ロスを課題と認識し、段取り時間短縮による製造ロス18%削減という数値目標を掲げて高付加価値化・増産につなげる計画が読み取れる。
製造ロス18%削減、不良率1%以内・実生産0.13%以内という数値目標が示されているが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
次期製品企画・開発の担当者やマシンオペレーターの新規雇用による体制構築が書かれているが、事務処理能力などの体制の詳細は薄い。
ターゲットはプレスベアリングで、コンベヤローラーの売上増も狙うと書かれ、顧客ターゲットは分かるが、ニーズの裏付けや選ばれる理由の説明は薄い。
段取り短縮、試作段階と実生産段階の不良率目標、リアルタイム監視など段階的な検証項目が示されているが、スケジュールの詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ベアリングの普及度や高付加価値化についての記述はなく、製品分野の希少性はうかがえるものの具体的な根拠は薄い。
物流倉庫・自動倉庫の需要増に対応し、雇用増や東南アジアなどへの海外展開にも触れており、波及効果は読み取れるが具体性は限定的。
補助金額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数値は書かれておらず、製造ロス削減率のみがうかがえる。
リアルタイム製造データの取得と分析による生産計画の高度化が書かれ、デジタル活用は読み取れるがサプライチェーンへの貢献は薄い。
自動倉庫・物流倉庫向け需要の拡大という成長分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
自動倉庫・物流倉庫向けの受注拡大を進め、コンベヤローラーの売上増にも注力する。次期製品の企画・開発とマシンオペレーターの新規雇用により増産体制を人員面からも構築する。東南アジア等の物流倉庫向けや先進国の自動倉庫需要への海外展開を進め、5年以内に海外売上比を25%にする。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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