回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社大和彫刻所
| 事業者名 | 有限会社大和彫刻所 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1966年 |
創業以来54年、顧客の注文に応じて金属や樹脂などの素材に文字、図形、目盛線などを彫刻する事業を主としてきた。ニッチ市場であり、今後の発展には平モノ彫刻の対極にある丸モノ彫刻のNC化が必要と考えていた。
抱えていた課題
やったこと
4軸NC彫刻機を導入し、X・Y・ZそれぞれにU軸を加えた構成で、主軸回転中に刃物を径方向にNC制御することで、丸棒、リング、円錐、ひょうたん、球、不定形の丸モノ曲面に彫刻できるようにした。異なる方式の彫刻機の特性を組み合わせるため、メタルファイバーレーザー彫刻機も導入した。レーザー彫刻機は半導体レーザーとガルバノミラーを使い、照射距離が一定に保たれるため円筒やリング形状に適し、油を使わず切り屑も出ない。2種類の機械で別々に彫刻すると芯ずれが起きるため、仮彫りで位置合わせと芯出しを行う方法を確立した。
| 加工機 | 4軸NC彫刻機 |
|---|---|
| 加工機 | メタルファイバーレーザー彫刻機 |
新しい製品・サービス:丸モノ曲面への精密彫刻と、4軸NC彫刻機とレーザー彫刻機を複合した工芸品彫刻。
丸モノの曲面上に精密な彫刻を迅速に行えるようになり、立体感のある丸モノ彫刻や深彫りが容易になった。技能者の手技を必要としないため、経験の浅い従業員でも操作でき、技能承継が円滑に進むと期待している。2種類の彫刻機の複合により、立体感のあるV溝彫刻や輪郭の影などの新しい彫刻効果を生み出せるようになった。新たな工芸品分野にも一歩を踏み出した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業54年の彫刻事業を基に、丸モノ彫刻への展開を将来の発展の鍵と位置づけており、既存事業との一貫性が読み取れる。
職人の高齢化や丸モノ彫刻へのNC化必要性は読み取れるが、市場や競合に対する強みの定量的な裏付けは薄い。
技能者の手技依存という課題認識と4軸NC彫刻機導入による高度化方針は示されるが、売上や付加価値の数値目標はない。
公開されている事例からは読み取れません。
技能者による0.1mm精度の手技やノウハウ共有の方針は読み取れるが、人員数や事務処理体制の具体的記述は薄い。
丸モノ彫刻の市場参入や医療・環境分野への展開計画は示されるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
平モノ彫刻の技術から丸モノへ段階的に進め、仮彫による芯合わせや展示会出品など遂行方法と課題解決策が具体的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
丸モノ彫刻はニッチで職人技依存の分野とされ、複合彫刻による新工芸品分野への参入を目指す点で高付加価値化が読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
消費電力を7割程度削減できる点はうかがえるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果の記述はない。
4軸とレーザーの複合彫刻や油を使わない加工など先端的な技術活用が書かれ、新分野への貢献が示唆される。
公開されている事例からは読み取れません。
京都市山科区の企業であることは示されるが、地域の特性を活かした雇用創出や成長への言及はうかがえる程度である。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
医療分野や環境分野など新分野への参入を計画している。4軸NC彫刻機を使いこなし、各種展示会に出品して彫刻技術を発表していく予定である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名