回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
| 所在地 | 大阪府 大阪府摂津市 |
|---|---|
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,立体造形 |
| 従業員数 | 42人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1950年 |
主力はトムソン打ち抜き木型で、食品や医薬品などのパッケージ、段ボール、タックシールなどの紙器に使われ、関西で約50社ある業界でもトップクラスの位置にある。約130社のユーザーを持つ。パッケージ市場は内需の成熟で縮小し、紙器から樹脂製の軟包装へ需要が移行している。
抱えていた課題
やったこと
厚さ0.9mmの打ち抜き用刃物を製造できる最新の自動刃曲げ加工機を、平成28年9月に特注機として導入した。機種はイデオンの「ABS-302FADC小型ブロ-チ加工装置付全自動刃曲機システム」で、購入資金のうち1000万円を補助金でまかなった。これにより、従来は手作業だった0.7mmを超える厚さの刃物も自動で曲げられるようになった。
| 加工機 | ABS-302FADC小型ブロ-チ加工装置付全自動刃曲機システム |
|---|
自動刃曲げ加工機の導入により、厚さ0.9mmまでの刃物を自動で曲げられるようになり、これまで手作業だった工程の多くを機械化できた。技能が必要な領域は5〜10%に減り、加工時間の短縮と加工品質の安定につながった。省人化によって受注余力が高まり、他社にはできない高難度の需要も増えている。関東地域の顧客にも、急な納品依頼に短時間で応じられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和25年設立以来の木型製作を基盤に、二度目の挑戦で採択された自動刃曲げ機を導入し、木型技術の高度化を図る一貫した取組が読み取れる。
関西約50社の業界でトップクラス、約130社のユーザーを持ち、1日の短納期にも対応できる強みが数字で示されている。
紙器から軟包装への需要移行を踏まえ軟包装用木型を先行受注し、技能領域を5~10%に減らす省力化の効果も示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員42名、CAD13台を備え、関東営業所を開設して設備メーカーと工場を共用する体制が具体的に示されている。
食品や医薬品のパッケージ、POP広告用の厚紙用木型など、対象顧客と短納期・高品質という選ばれる理由が整理されている。
1年以内にレーザー加工機を増設する計画と約6,000万円の投資額が示されるが、課題解決の進め方は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
厚紙用や軟包装用の高難度な木型需要が増えていると述べられるが、分野全体での高水準化の具体的な数字はない。
地域の雇用創出や波及効果への言及は乏しく、国が補助する積極的な理由はわずかにうかがえる程度である。
購入資金の内1,000万円を補助で賄ったと示されるが、付加価値額の増加など費用対効果の数値は書かれていない。
CADによる自動製図、レーザー加工、自動刃曲げ機を組み合わせ、製造の自動化を進めたと具体的に説明されている。
紙器から樹脂製の軟包装へ需要が移行する変化を先取りし、軟包装用木型を先行受注している点が読み取れる。
摂津市の本社に加え関東の顧客向けに営業所を設けたことはうかがえるが、地域の雇用や経済成長への言及は少ない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
1年以内にプレートに刃物を設置する溝をつくるレーザー加工機を増設する計画があり、投資額は約6000万円で、同様の補助金の活用も検討している。また、0.9mm専用の加工機の増設も視野に入れている。
「精密・長寿命で顧客の工場を効率化する打ち抜き木型の製造技術力を補助事業に生かす」
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。