回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社源邑光北野刃物製作所
成果1時間に8枚の刃の研削加工が可能
| 事業者名 | 株式会社源邑光北野刃物製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 東大阪市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1906年 |
明治39年創業の老舗で、ゴムの樹液採取用やロープ切断用などの特殊刃物から始まり、昭和40年からは建築現場で使うヘラやコテを製造している。主力は内装工事用のヘラやローラー、刷毛などで、価格を優先する顧客には中国工場製、品質や使い心地を求める顧客には日本製を提供している。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、黒田精工株式会社の精密研削盤を導入した。新型の精密研削盤は精度が高く、1度に加工できる刃の枚数が多く、操作性も良く消費電力も低い。最大4枚を並べてセットでき、1時間に8枚の刃の研削加工が可能で、1枚あたりの製造コストを削減できた。これにより、経験と勘に頼っていた研削作業を誰でも安定して行えるようになり、1μmの精度で加工できるようになった。
| 加工機 | 精密研削盤(黒田精工株式会社製) |
|---|
新しい製品・サービス:刃先を斜めにしたヘラの新製品を平成29年11月に発売予定。
高精度で一度に多くの刃を加工できる精密研削盤の導入により、主力のヘラの加工精度が上がり、高付加価値製品を比較的手頃な価格で供給しやすくなった。作業が単純化され、若手の製造担当者も育成しやすくなり、将来の受注増加に対応できる体制が整った。斜め削りの刃先を生かした自社ブランド製品は大ヒットし、売上も伸びている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
明治39年創業の老舗で、刃物からヘラ製造へ展開した経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明確に書かれていない。
中国工場と日本工場を使い分け、日本製は使い心地や精度を求める顧客向けと明記されており、強みの活かし方が具体的に読み取れる。
熟練の経験と勘に頼る研削作業が課題と認識され、精密研削盤導入で誰でも安定加工できる計画が示されている。
年間5,000本以上の販売を見込むとあり、新製品は大ヒットで売上1.5倍ペースと具体的な数値目標と実績が示されている。
若手の製造担当者の育成ができるとあるが、体制や事務処理能力を担う人材の具体的な確保方法は書かれていない。
刃先を斜めにしたヘラの価値、日本製ヘラを求める工事現場の職人という顧客像と選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後の戦略として海外展開やOEM拡大が示されるが、スケジュールや課題解決方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
刃先を斜めにしたヘラは大ヒットし、高精度加工で比較的手頃な価格の高付加価値製品を実現したと具体的に書かれている。
若手育成や地域の雇用に触れるが、川上川下への波及や社会インフラとしての国の補助の必要性は書かれていない。
1枚あたりの製造コストが削減でき、年間5,000本以上の販売見込みと効果は示されるが、補助金額と付加価値増加の対比は書かれていない。
精密研削盤による加工の内製化やデジタル化は触れられるが、サプライチェーンへの貢献や新ビジネスモデルは具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
東大阪の本社工場で製造し高付加価値のヘラを供給する点は読み取れるが、地域経済成長への牽引は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
海外の職人向けに中国工場を窓口とした受注構想を練っており、OEM生産の受注拡大や内装用工具メーカー、ホームセンターへの営業も進める。将来は金型製作の外注も視野に入れている。
内装工事関連の道具なら一通りそろう
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg