新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社村上鐵工所
成果作業時間 20時間→10時間
| 事業者名 | 株式会社村上鐵工所 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 香川県観音寺市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 12人 |
| 設立 | 1934年 |
創業80年以上の地場の鐵工所で、窯業機械や付属設備の設計・製作を主要業務とし、紙の加工機の部品や建設機械の部品なども手がけてきた。時代のニーズで産業用ロボット等が大型化する傾向にあり、溶接ロボットの部品需要とともにポジショナーも大型化している。ユーザーからは大型部品の加工依頼が増えていた。
抱えていた課題
やったこと
最新式の大型五面加工機(門型マシニングセンタ MPC-3180EⅡ)を導入し、大型部品を一度に加工できる体制を整えた。大型機器の導入にあたり新工場を設けた。これにより幅3000mm×長さ9000mm×高さ1750mmまでの製作が可能になり、加工物を移動せずに大型部品の全加工を行えるようになった。加工能力の強化により、大型ポジショナー(マニピュレーター)の製作依頼にも対応できるようになった。
| 加工機 | 門型マシニングセンタ MPC-3180EⅡ |
|---|
新しい製品・サービス:大型ポジショナー(マニピュレーター)
大型部品を移動せずに全加工できるようになり、作業時間が約半分に短縮された。加工寸法が大きく広がったことで、高速化と高精度加工が実現し、品質も向上した。その結果、ユーザーからの新たな受注が大幅に増え、大型部品製造での利益増加と雇用拡大につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の五面加工機が幅2000mmの限界で、大型部品の受注に対応できず失注していたとあり、事業の経緯は読み取れる。
ユーザーから大型マニピュレーター製作の依頼があったこと、長尺対応で受注先を拡大する方針が書かれ、強みと外部需要の関係が具体的に読める。
1工程で完了する加工を3工程に分けていた課題に対し、作業時間を約20時間から約10時間に短縮した数字が示されている。
作業時間の短縮や新規受注の増加は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員12名の規模と後継者育成の方針はうかがえるが、補助事業の遂行体制の具体的な記述は少ない。
大型部品の高速化・高精度加工によるユーザーからの新規受注増という選ばれる理由が、事例の中で示されている。
新工場の設置、賃加工の受注、産業機械メーカーや造船業への新規開拓など方針は示されるが、スケジュールは明示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
大型五面加工は同分野で高水準の加工能力を図るものとうかがえるが、普及度や価格上の優位性の記述は限定的である。
大型産業機械のマザーマシン製作や地域経済の活性化、雇用拡大への言及があるが、波及効果の定量的記述はない。
作業時間が約10時間短縮され精度も向上したとあるが、投入額に対する付加価値増加は示されていない。
最新式の大型五面加工機の導入が中心で、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は限定的にうかがえる程度である。
産業機械や造船業への展開は書かれるが、日本経済の構造転換への言及は読み取れない。
観音寺市の地元企業として地域経済の活性化に言及しており、地域への貢献は読み取れるが具体性は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新規導入後は新たな販路開拓を目的に、この機械を使った賃加工の受注も計画している。産業機械メーカーや造船業を中心に新規顧客を開拓し、売上増加を図る。大型機械の受注体制をさらに充実させ、後継者や従業員の育成にも取り組み、国内産業機械分野のマザーマシン製作の一翼を担うことを目指す。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg