吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社向進舎印刷所
成果製本速度(全体) 1,500冊/時→4,500冊/時
| 事業者名 | 株式会社向進舎印刷所 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 坂出市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 10人 |
| 設立 | 1954年 |
印刷製本業を営み、主力は印刷物の製本や中綴じ、仕上げ工程を含む加工である。近年は印刷物の受注スタイルが多様化し、大量印刷が減少して小ロットのカラー印刷の受注が増えている。これまでは納期の関係で既存顧客からの案件を受けられないこともあった。同人雑誌や自費出版物など小ロットの需要も増加傾向にある。
抱えていた課題
やったこと
最後の仕上げ工程の生産性向上のため、無線綴機と中綴じ折り機を最新モデルの設備に更新した。無線綴機は従来ドライバーや六角レンチを使い30分から1時間程度かかっていたが、コントロールパネルの入力だけで2〜3分に短縮できるようになった。中綴じ折り機では製本速度が450冊/時から1,350冊/時に向上し、製本ロスは5%から1%に減少した。品質も安定し、短納期化が可能になった。
| 加工機 | 無線綴機 |
|---|---|
| 加工機 | 中綴じ折り機 |
新しい製品・サービス:PUR製本(製本したものが180度開く製本技術)
仕上げ工程の機器更新により、製本の速度と全体の所要時間が大きく改善し、全行程でも従来より3分の1の時間で完了するようになった。品質が安定して高精度化し、ロスも減って短納期化が実現した。従業員の負担も軽減され、納期の関係で受けられなかった案件や新規の依頼にも柔軟に対応できるようになり、受注の幅が広がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の取組との一貫性は読み取りにくいが、印刷物の仕上げ工程を課題として機器更新する経緯は記載されている。
同人誌や自費出版など小ロット需要の増加を捉え、特殊な生産性強みを活かす方針が示されている。
製本速度450冊/時から1,350冊/時、約3倍と数字つきで課題と効果が示されている。
5カ年の売上目標が11億円から1億5500万円まで数字で示され、速度や時間短縮の実績も具体的。
従業員10名で家族が営業や配達を担う体制は読めるが、補助事業の遂行体制の詳細は乏しい。
PUR製本の180度開く特長と見開き写真や地図への利点、小ロット受注の狙いが具体的に記載されている。
5カ年計画と売上目標はあるが、課題解決の遂行方法やスケジュールの詳細は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
特殊ナンバリング・ミシン加工は四国で自社だけの技術と記載され、同分野で差別化する姿勢が示されている。
地域密着型の印刷所として情報産業の一端を担う旨がうかがえるが、波及効果の数値や国が補助する理由は示されていない。
生産性向上や短納期化の効果は示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は記載されていない。
最新設備の導入で高精度化を図る点はうかがえるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明記されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
香川県坂出市の地域密着型印刷所として地域での受注拡大を目指す旨は読めるが、地域経済への効果の記載は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後5年間で、これまで受けられなかった案件の受注や小ロット受注の拡大を進める。PUR製本による180度開く製本を新たな顧客開拓の手段とし、見開き写真や地図も歪みなく見やすい強みを生かして新規顧客を広げる計画である。売上目標は1年目1億1,000万円から5年目1億5,500万円(千円単位で110,000から155,000)とする。
これからの会社の未来を輝かせるためにもみんなで力を合わせて頑張ります
公式の事例集より(原文のまま)
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円