ものづくり補助金平成27年度卸売業、小売業熊本県

高品質オーガニック国際フェアトレード認定化粧品の商品化

有限会社中村植物園

この事例のポイント

  • オーガニックコスメとして認知されるよう、セサミオイル美容液は食用のイメージを払拭する必要がある。
  • パズル式充填機を導入し、ココナッツ鹸に改良を加えて高品質で話題性のある新商品の開発を行った。
  • ココナッツセサミアロマ鹸は泡立ちや使用感が向上し、モニター評価でほぼ全員から良好な結果を得た。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社中村植物園
所在地熊本県 玉名市
業種各種商品卸売業
従業員数4人
資本金300万円
設立1984年

事業の背景

当社は自社温室での果物栽培を主業務とし、食や健康・環境の安心・安全をキーワードに有機JAS認定を取得した。スリランカ産ココナッツオイルの輸入を開始し、有機JAS認定の小分け工場を建設してココナッツ鹸などを開発している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術オーガニックコスメとして認知されるよう、セサミオイル美容液は食用のイメージを払拭する必要がある。
  • 品質・精度ココナッツ鹸は従来の石鹸より高品質で付加価値のある商品にする必要がある。

やったこと

パズル式充填機を導入し、ココナッツ鹸に改良を加えて高品質で話題性のある新商品の開発を行った。ココナッツセサミアロマ鹸は従来の石鹸より泡立ちが良く使用感の良い石鹸として開発に成功し、モニター評価でほぼ全員から良好な結果を得た。ココナッツセサミアロマスクラブは製品として安全なものが試作品として完成し、アレルギー反応もなかった。セサミオイル美容液は有機JAS認定商品及びハラール認定商品を目指す試作品を作成した。

新しい製品・サービス:ココナッツセサミアロマ鹸、ココナッツセサミアロマスクラブ、セサミオイル美容液

事業の効果

ココナッツセサミアロマ鹸は泡立ちや使用感が向上し、モニター評価でほぼ全員から良好な結果を得た。スクラブは安全な試作品が完成し、石鹸とセットでの紹介を想定している。セサミオイル美容液は食品レベルの安全性をアピールできる試作品を作成した。今後は国際フェアトレード認定や日本オーガニックコスメ協会の認定取得を目指し、イオングループのショップや熊本市の施設、香港・中国・スリランカでの販売を計画している。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.7 / 514観点のうち11観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    顧客とニーズの裏付け泡立ちがモニター評価でほぼ全員から良好、アレルギー反応なしの安全性、オーガニックやフェアトレードの認定など、製品の価値と選ばれる理由が具体的に書かれている。
  • 4
    地域経済への波及熊本県玉名市の果物栽培と有機JAS取得を活かし、熊本市のフェアトレードタウンで展示販売する地域特性の活用が具体的に書かれている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    これまでの取組との一貫性果物栽培から有機JAS取得、ココナッツ鹸開発への流れが書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。経営戦略上の位置付けは明記されていない。
経営戦略との整合性2.0
  • これまでの取組との一貫性2

    果物栽培から有機JAS取得、ココナッツ鹸開発への流れが書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    市場や顧客動向、自社の経営資源の強み弱みに関する記述は見当たらず、競争優位性はわずかに示唆されるにとどまる。

  • 課題の認識と解決2

    他社にない付加価値や話題性を目指すとあるが、課題の認識と高付加価値化の実効性を示す数字や計画は読み取れない。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制2

    従業員4人で小分け工場を建設し商品開発を行ってきたことはうかがえるが、補助事業を遂行する体制の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    泡立ちがモニター評価でほぼ全員から良好、アレルギー反応なしの安全性、オーガニックやフェアトレードの認定など、製品の価値と選ばれる理由が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    フェアトレード認定取得後の申請、イオン系ショップへの納品、熊本市での展示販売など段階的な進め方が書かれているが、スケジュールの詳細は薄い。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    スリランカ産の有機JAS認定ココナッツオイルを使ったオーガニック化粧品として差別化を図る方針だが、分野の普及度や高価格化の数字は示されていない。

公的補助の必要性3.0
  • 波及効果・雇用3

    スリランカとの取引、熊本市のフェアトレードタウン、香港や中国での販売など地域や海外への波及が書かれているが、雇用創出などの効果は示されていない。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献ー

    公開情報では判断できません。

政策面3.0
  • 成長分野への進出2

    オーガニックやフェアトレードの化粧品という成長分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換に資する根拠は書かれていない。

  • 地域経済への波及4

    熊本県玉名市の果物栽培と有機JAS取得を活かし、熊本市のフェアトレードタウンで展示販売する地域特性の活用が具体的に書かれている。

今後の展望

国際フェアトレード認定取得次第、関東のフェアトレードショップへの納品と熊本市での展示販売を行い、香港・中国・スリランカでの販売展開を計画している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。