回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
塩山食品株式会社
| 事業者名 | 塩山食品株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県 南関町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 130人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1990年 |
当社は「南関あげ」の製造販売を主力としている。「南関あげ」は大豆から作った豆腐を揚げてカットして商品にするが、割れやすく機械化が難しいため手作業の工程が多い。熊本地震後は取引先の被災により取引が一時的に減り、復興支援の物産展が増えるなど経営状態が激しく変動した。
抱えていた課題
やったこと
非接触チャック(サイクロンタイプ)を利用して「南関あげ」を吸着する「南関あげ投入ロボット」を開発・導入した。このロボットは、割れやすく表面が凸凹で厚みにばらつきのある「南関あげ」を正確に吸着し、トレーに計量できる。導入は平成28年11月で、熊本地震の発生から7ヶ月後であった。工場に被害はなかったが、取引先の被災により同ロボットの積極的な活用には至らなかった。
「南関あげ」を人の手を介さずにトレーに計量できるため、衛生面と品質面で優位性を実現できる。機械化により生まれた余剰人員を人手が不足している選別・カット工程へ配置転換し、生産量の向上を図る。フライヤーの増設により20%増産が可能となり、繁忙期の納期遅れや欠品の削減にもつながると見込んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
手作業に頼る南関あげの計量工程を機械化し、省力化と生産性向上を図る方針が一貫して述べられている。
割れやすく表面が凸凹な南関あげを非接触チャックで正確に吸着できる点を、自社の製品特性に即した強みとして示している。
手作業工程への人員集中を課題と捉え、余剰人員を選別・カット工程へ配置転換する計画を示している。
生産性向上や売上増加を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は示されていない。
工場運営は述べられているが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述は薄い。
衛生面・品質面の優位性や、インターネット販売による全国の顧客への販路拡大を選ばれる理由として挙げている。
導入時期やフライヤー増設の完了予定は示されているが、ロボット導入の遂行方法や課題解決の具体的スケジュールは薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
割れやすく機械化が難しい南関あげの計量工程を機械化する点は示されるが、分野の希少性や高付加価値化の根拠は弱い。
人員の配置転換や雇用の確保に触れるが、経済波及効果や地域への効果の記述は限られている。
フライヤー増設により20%増産が可能になり売上増加を見込むと、生産量の増加という効果を数字で示している。
IoTによる生産管理システムの導入に触れるが、地域やサプライチェーンへの貢献としては具体性が乏しい。
公開情報では判断できません。
南関町の地場食品である南関あげを扱う事業として読めるが、地域特性を活かした雇用創出の記述は薄い。
現在フライヤーの増設工事を進めており、20%増産による売上増加を見込んでいる。あわせて、IoTによる生産管理システムの導入や新商品の開発にも積極的に取り組む予定である。
お客さまに喜んでいただける「南関あげ」を安定供給したいですね
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。
ピローを振動コンベヤーで整列させ、一定数ずつ分配して包装機へ投入する新方式のラインを考案した。
効果:計測・分配能力 120個/分→270個/分