ものづくり補助金平成27年度製造業宮崎県

うづくり加工機導入による商品価値向上と飫肥(オビ)杉の販路拡大

サファリウッド協同組合

この事例のポイント

  • 人口減少の影響で住宅資材の需要が低迷していた。
  • 浮造り加工機を導入し、新たな分野へ進出した。
  • 浮造り加工機の導入により、今までにない高付加価値の木材製品を開発することができた。

事業者のプロフィール

事業者名サファリウッド協同組合
所在地宮崎県 日南市
業種木材・木製品製造業
技術分野材料製造プロセス,表面処理

事業の背景

人口減少の影響による住宅資材の需要低迷が続いていた。さらに同業社間の競争が激化し、同組合は業容を拡大することが難しかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

やったこと

浮造り加工機を導入し、新たな分野へ進出した。この加工機は表面を削るブラシを6軸セットでき、後部の2軸にベーパーブラシを使用して表面をなめらかにする。これにより表面がとてもなめらかな浮造り材を実現した。機を通すとあっという間に仕上がり、浮き膨りがきれいで手触りがすべすべの製品ができる。

新しい製品・サービス:浮造り材

事業の効果

浮造り加工機の導入により、今までにない高付加価値の木材製品を開発することができた。浮き膨りがきれいで手触りがすべすべの仕上がりとなり、製品の品質が高まった。加工機で機を通すだけで仕上がるため、加工の手間も少ない。新たな分野への進出にもつながった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.9 / 514観点のうち12観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性住宅需要の低迷と同業者間の競争激化を挙げ、杉の樹脂による耐湿性と浮造り加工機の6軸ブラシという強みを結び付けて述べている。
  • 4
    課題の認識と解決業容拡大が難しいという課題を示し、浮造り加工機の導入で新分野へ進出したと、課題と解決策が対応して書かれている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け浮き膨りがきれいで手触りがすべすべという製品の特徴と、今までにない高付加価値の木材製品という位置付けが具体的に書かれている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    これまでの取組との一貫性約400年前から植林された杉を扱う点はうかがえるが、経営戦略上の位置付けや過去の取組との一貫性は具体的に書かれていない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性2

    約400年前から植林された杉を扱う点はうかがえるが、経営戦略上の位置付けや過去の取組との一貫性は具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    住宅需要の低迷と同業者間の競争激化を挙げ、杉の樹脂による耐湿性と浮造り加工機の6軸ブラシという強みを結び付けて述べている。

  • 課題の認識と解決4

    業容拡大が難しいという課題を示し、浮造り加工機の導入で新分野へ進出したと、課題と解決策が対応して書かれている。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制2

    組合の体制や人員に関する記述は少なく、補助事業を遂行する人材や事務処理能力は具体的に読み取れない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    浮き膨りがきれいで手触りがすべすべという製品の特徴と、今までにない高付加価値の木材製品という位置付けが具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    機械で仕上げる工程は示されているが、中長期の課題検証、スケジュール、課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    今までにない高付加価値の木材製品を開発したと述べ、6軸ブラシによる表面の仕上がりや杉の特長で高水準の付加価値を示している。

公的補助の必要性2.0
  • 波及効果・雇用2

    日本の高い技術力を世界に発信したいという方向性はあるが、経済波及や雇用創出など国が補助する理由は具体的に書かれていない。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献2

    浮造り加工機の導入は述べられているが、先端的なデジタル技術や新しいビジネスモデルの活用はうかがえない。

政策面3.0
  • 成長分野への進出3

    住宅需要の低迷を背景に新たな分野へ進出したとあり、市場変化への対応は読み取れるが、構造転換への言及は具体性が薄い。

  • 地域経済への波及3

    宮崎県日南市の地元の杉と組合の取組が示されるが、地域の雇用創出や経済成長への効果は書かれていない。

今後の展望

今後は、この浮造り材を通じて日本の高い技術力を世界に発信していきたい。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。