ものづくり補助金平成27年度学術研究、専門・技術サービス業宮崎県

3Dレーザースキャナ導入による測量業の生産性の向上と短納期化の実現

株式会社八光開発コンサルタント

成果測量時間(一箇所あたり) 120分→15分

この事例のポイント

  • 従来の測量には最低3人のスタッフが必要だった。
  • 従来の測量業務の作業効率や安全性などを改善するため、3Dレーザースキャナーを導入した。
  • 測量時間(一箇所あたり) 120分→15分。3Dレーザースキャナーの導入により、一箇所の測量時間が120分から15分に短縮され、作業効率が大幅に高まった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社八光開発コンサルタント
所在地宮崎県
業種技術サービス業
技術分野測定計測
従業員数50人
資本金1,000万円
設立1978年

事業の背景

測量設計業界は、競争入札が導入されて以来、低コストによる受注競争を余儀なくされ、大きな転換期を迎えている。若年層の建設業離れも進み、若手技術者の確保も難しくなっている。同社においても同様の状況で、数々の課題を抱えていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能従来の測量には最低3人のスタッフが必要だった。
  • 生産能力一箇所の現場を測量するのに120分かかっており、作業効率が低かった。
  • 生産能力山中など空からしか測れない場所は従来の方法では測量できなかった。
  • 人手・技能若年層の建設業離れが進み、若手技術者の確保が難しくなっていた。
  • コスト・採算競争入札の導入以来、低コストによる受注競争を余儀なくされていた。

やったこと

従来の測量業務の作業効率や安全性などを改善するため、3Dレーザースキャナーを導入した。ボタン一つで水平方向に360°、鉛直方向に300°を自動計測でき、一人で作業ができる。あわせてドローンを導入し、山中など空からしかわからない場所の測量を可能にした。

検査測定3Dレーザースキャナー
その他ドローン

事業の効果

  • 測量時間(一箇所あたり) 120分→15分
  • 現場での作業効率が8倍になった。
  • 測量に必要な人数 3人→1人

3Dレーザースキャナーの導入により、一箇所の測量時間が120分から15分に短縮され、作業効率が大幅に高まった。一人で測量作業ができるようになり、必要な人員も大きく減った。図面の精度や安全性も向上し、作業のあらゆる面が改善された。ドローンにより、これまで測量できなかった山中などの場所も測量できるようになり、新たな領域への突破口となった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性2

    3Dレーザースキャナーやドローンの導入と新領域への展開が語られるが、過去の取組との一貫性までは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    競争入札による低コスト受注や若手技術者の確保難という外部環境への言及はあるが、自社の強みとの関係は明示されていない。

  • 課題の認識と解決4

    1現場の測量が120分から15分になり作業効率8倍と、課題と改善効果が数字で具体的に示されている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    作業効率8倍や必要人員3人から1人への変化は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    従来3人必要だった作業が一人で可能になったと書かれるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の記載はない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    360°・300°の自動計測や山中などドローンによる測量可能化など機能は書かれるが、顧客ターゲットは明示されていない。

  • 事業化までの道筋2

    技術習得期間の短縮に言及はあるが、遂行スケジュールや課題の解決方法について具体的な記述は乏しい。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    最新の測量機器である3Dレーザースキャナーで山中の測量を可能にし、新たな領域へ挑む姿勢が語られている。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    若年層の建設業離れや若手技術者確保の難しさという業界課題に触れるが、国が補助する理由までは書かれていない。

  • 費用対効果3

    作業効率8倍と作業時間の短縮は示されるが、補助金の投入額と効果を比べる費用対効果の記述はない。

  • イノベーションへの貢献3

    3Dレーザースキャナーとドローンという先端的な測量技術の導入が中心で、サプライチェーンへの波及までは書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    測量設計業界が大きな転換期にあると述べ、新領域へ踏み出す姿勢は書かれるが、日本経済の構造転換への言及はない。

  • 地域経済への波及1

    地域の特性を活かした付加価値や地域経済の成長に関する記述は、事例の文章からは見当たりません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

やればできる!

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。