ものづくり補助金平成27年度製造業鹿児島県

高品質な極薄箔製品の生産に伴う最新鋭金型製作設備の導入

日建ラス工業株式会社

この事例のポイント

  • 極薄箔(100μm以下)の材料を加工する製品比率が増え、極薄箔化に対して、より精度の高い金型面粗度と、金型の超寿命化のための高硬度な金型材質への穴あけ加工が求められていた。
  • 最新鋭の高精度ワイヤ放電加工機(ワイヤカットMP2400)、NC細穴放電加工機(細穴放電加工機RH64N)、精密平面研削盤(平面研磨機PSG64DX)を導入した。
  • 超硬素材の金型の反りや歪みを除去し、細穴加工と仕上げ加工により高い加工精度を達成した。

事業者のプロフィール

事業者名日建ラス工業株式会社
所在地鹿児島県 いちき串木野市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数130人
資本金5,000万円
設立1924年

事業の背景

1924年に合資会社日本建材工業社として創立され、メタルラスの製造や打抜金網の製作を行ってきた。40年ほど前から弱電向け、プラント向け、自動車向けなど高付加価値業界への事業展開を進めてきた。特に極薄箔パンチングメタルでは、パンチ穴の小径化において加工精度の高さが求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度極薄箔(100μm以下)の材料を加工する製品比率が増え、極薄箔化に対して、より精度の高い金型面粗度と、金型の超寿命化のための高硬度な金型材質への穴あけ加工が求められていた。
  • 品質・精度極薄箔パンチングメタルではパンチ穴の小径化において加工精度の高さが求められており、取引先の要請に応える必要があった。
  • 新製品・新技術超硬素材を使用した金型を加工できる最新鋭の機械装置を導入する必要があった。

やったこと

最新鋭の高精度ワイヤ放電加工機(ワイヤカットMP2400)、NC細穴放電加工機(細穴放電加工機RH64N)、精密平面研削盤(平面研磨機PSG64DX)を導入した。これにより超硬素材の金型の反りや歪みを除去し、細穴加工と仕上げ加工によって高い加工精度を達成した。その結果、高速加工に耐えうる高性能な金型を製作できるようになった。極薄箔の金型を用いて極薄箔パンチングメタルや極薄箔マイクロラスを加工している。

加工機ワイヤカットMP2400
加工機細穴放電加工機RH64N
加工機平面研磨機PSG64DX

事業の効果

超硬素材の金型の反りや歪みを除去し、細穴加工と仕上げ加工により高い加工精度を達成した。高速加工に耐える高性能な金型を製作できるようになり、極薄箔製品の品質が安定した。工期も短縮され、低コストで極薄箔製品を生産できるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業92年・弱電、プラント、自動車向けへの事業展開の経緯が書かれ、極薄箔の加工比率増が背景とされている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    取引先の要請に応えるため超硬素材の金型加工が必要と書かれるのみで、市場動向と自社の強弱の分析は読み取れない。

  • 課題の認識と解決4

    極薄箔(100μm以下)の加工比率増を課題とし、金型面粗度や超寿命化の必要を挙げ、機械導入で品質向上と低コスト化を図る流れが示されている。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    品質向上や低コスト化が期待できると述べられるが、数値の目標値や賃上げ目標は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    極薄箔パンチングメタル・マイクロラスの品質向上と取引先の要請への対応が書かれ、顧客ターゲットは概ね読み取れる。

  • 事業化までの道筋2

    導入設備と課題解決の方向は示されるが、遂行スケジュールや中長期の検証内容は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    超硬素材の金型加工や極薄箔の微細穴加工は高水準の加工精度を要するもので、同分野で差別化した技術と読める。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果2

    工期短縮と低コスト化に言及があるが、補助金額に対する付加価値増などの数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    最新の高精度加工機の導入は述べられるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    鹿児島の姶良・霧島エリアの拠点で生産していることはわかるが、地域の雇用や成長への寄与は書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。