高精度ドリルマシン導入による生産力・品質強化
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
株式会社多田工務店
| 事業者名 | 株式会社多田工務店 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 花巻市 |
| 業種 | 職別工事業 |
| 技術分野 | 接合・実装,立体造形,機械制御 |
| 従業員数 | 21人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1993年 |
当社は創業以来、木製型枠の設計・製造から現地施工までを一貫して行っており、「型枠大工」と呼ばれる職人が、コンクリートを流し込むための型枠を組み立てている。昭和52年の創業で、腕のいい職人がそろい県内の型枠工事や土木工事を手掛けてきた。一方で、若い大工職人が不足し、東日本大震災以降のプレキャスト工法の普及により短納期要請も強まったため、社として機械化を模索していた。
抱えていた課題
やったこと
新型設備として自動型枠加工機と切断機を導入した。自動型枠加工機には4台の自動釘打ち機が搭載され、幅900ミリの型枠には5本の桟木を取り付けられる。幅の狭い再利用材にも継ぎ目検出機能で正確に釘打ちでき、2個のドリルで4列まで穴あけが可能で、釘打ちとドリルによる穴あけを同時に行える。切断機は斜めカットに対応したことで階段枠の加工が可能になった。型枠設計ソフトで作成した設計図データをUSBに入れて自動型枠加工機に差し込むと、データが読み込まれてその通りの型枠が制作できる。
| 加工機 | 自動型枠加工機 |
|---|---|
| 加工機 | 切断機 |
| ソフト | 型枠ソフト |
新型設備の導入により生産効率が大きく向上し、早期納品も実現できた。釘打ちとドリルによる穴あけが同時に行えるため加工時間が大幅に短縮され、手作業よりも効率が上がって安全性も確保された。職人の仕上がりの個人差がなくなり、職人の生産効率を計算できるようになった。従来は受注機会を失っていたが、今後は公共施設の耐震化補修や建て替え工事の増加も見込まれ、受注機会のロス解消が期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の木製型枠の設計・製造・施工一貫体制を背景に、環境変化への対応として自動型枠加工機を導入する流れが具体的に書かれている。
プレキャスト工法の普及や短納期要請といった外部環境と、熟練型枠大工の腕という強みが示されているが、競争優位の説明は薄い。
若手職人不足や短納期要請という課題を挙げ、自動型枠加工機と切断機の導入で手作業依存を下げる解決策が示されている。
加工時間の大幅短縮とあるが、付加価値額や賃上げにつながる数値目標は書かれておらず、実現可能性は判断できない。
熟練職人によるOJTや工場長の存在が書かれているが、補助事業を遂行する人員や事務処理体制の具体は薄い。
短納期と高品質で顧客ニーズに応えられる点や、受注機会のロス解消が書かれているが、ターゲットの整理は限定的。
試運転の結果や導入後の効果は書かれているが、今後の遂行スケジュールや課題の解決方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
複雑な型枠の加工を機械化した点は書かれているが、同分野での普及度や高付加価値化の水準は示されていない。
若手育成が業界のメリットになる点や公共施設の耐震化工事の増加に触れているが、国が補助する理由を示す記述は弱い。
生産効率や早期納品の効果が語られるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数値は書かれていない。
型枠設計ソフトを無料配布し、USBデータで自動型枠機が読み込む仕組みを導入するなど、デジタル技術の活用が具体的に書かれている。
IoT化による生産工程の刷新は書かれているが、日本経済の構造転換や成長分野への進出との関係は読み取れない。
岩手県花巻市の県内型枠工事を手掛けてきた点はあるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済の牽引までは書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
公共施設の耐震化補修や建て替え工事が増えることが想定される。型枠設計ソフトを関係各社に無料で配布し、データ製作されたものを当社に入稿すると型枠を制作するサービスを行っており、その受注拡大も今後狙っていく。
機械を持っていない他の型枠づくりの企業の仕事も引き受けられるようになりたいですね
公式の事例集より(原文のまま)
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒
東京23区を3ブロックに分け、トラブル発生現場を中心に最も近い組合員へ出動要請できる仕組みを作った。
溶接工程にロボットを導入した。
効果:技術工が行う溶接作業量 100%→30%