回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
高保製薬工業株式会社
| 事業者名 | 高保製薬工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 福島市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 45人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1946年 |
医薬部外品の製造販売を行い、加工食品向け日持向上剤製剤や漬物用複合製剤の製造販売、食品添加物製剤の受託加工(OEM)を主力としている。意思決定の速さや小ロット生産への対応が強みである。油脂製剤の年間売上高は減少傾向にあり、顧客の使用量減少と値下げ要請による単価引き下げが大きな原因だった。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、油脂製剤の加工に主眼を置いた液体1,000L加熱複合タンクと付帯設備を導入し、試作開発を兼ねてテスト運転を行った。菜種油は原料を70℃まで加熱し高速で撹拌しながら混合し、その後徐々に冷却して粘性を増加させ分離をなくす方法で生産する。最大製造ロットサイズは400kgで、それ以上の注文は数回に分けて加工する必要があったが、導入後は解消を目指す。テスト製造では、のべ作業時間8時間40分(削減率29%)の短縮を達成した。エゴマ油を配合した調味液の試作でベースレシピが完成し、顧客への提案品として紹介する準備を整えた。
| 加工機 | 液体1,000L加熱複合タンク |
|---|---|
| その他 | 付帯設備 |
新しい製品・サービス:福島県産の菜種油やエゴマ油を利用したサラダ風漬物用調味液、ドレッシング等
テスト製造で作業時間の短縮を達成し、作業者の負担軽減と人件費の削減が可能になる見込みである。油脂製剤の製造工程に革新が図られ、さらなる生産性の向上が期待される。テスト製造品の検査値は全て適合し、導入したタンクに適正な撹拌力があり適正な混合ができたと確認された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成25年の設立以来、日持向上剤や漬物用複合製剤の製造販売と受託加工を続けてきたと書かれ、一貫性はうかがえる。
小ロット対応や意思決定の速さが強みとされ、大手にできない生産体制が具体的に示されている。
生産性向上が最大の経営課題で、油脂製剤の売上減少と撹拌力不足の問題が具体的に挙げられている。
作業時間の削減率29%(8時間40分短縮)は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
製造部主任の名前は出ているが、補助事業の遂行体制や人員配置について具体的な記載はわずかである。
福島県産菜種油やエゴマ油を使った新商品と、既存顧客外の飲料・パン業界への展開が具体的に述べられている。
テスト製造から量産、市場調査へ進む流れは書かれているが、スケジュールや期限は明示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
エゴマ油や菜種油の加熱乳化製剤に取り組むとあるが、市場での普及度や高価格化の水準は書かれていない。
福島県産の菜種油やエゴマ油を利用する地元生産者や農業法人との連携が書かれ、地域波及の意図がうかがえる。
作業時間の削減率29%と人件費削減の見込みは書かれているが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。
1,000L加熱複合タンクの導入は書かれるが、デジタル技術の活用や新ビジネスモデルについては記述がない。
公開されている事例からは読み取れません。
福島県産原料を使った地域連携の新製品開発が書かれ、地域の特性を活かす取組として読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新商品の量産化を進め、油脂製剤の年間売上高を増加させたいと考えている。既存顧客以外に業界トップの企業や、飲料業界・パン業界への販路開拓を視野に、市場調査と顧客開拓を行う予定である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった