自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社柴田合成
成果変形量 1.3mm→0.084mm
| 事業者名 | 株式会社柴田合成 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 甘楽郡甘楽町 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 143人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1968年 |
当社は最新プリウスのバックパネル薄肉化にも独自開発技術で貢献し、HV車を中心に樹脂部品を多く受注している。EVの軽量化案件も急増しており、これまでの外装部品に加えてボンネット内の樹脂化・軽量化案件が増えている。EVは2025年には200万台を超え、同年のEV関連市場は21兆円を超えると予測される。
抱えていた課題
やったこと
金属光造形と切削加工を併せ持つハイブリッド金属3Dプリンターを導入し、三次元の複雑な冷却水管を設計した。設計した冷却水管をメーカーに試作してもらい、HOLDER金型に実装して成形した。従来の穴加工冷却水管では解析通りコア側に変形していたが、3D積層冷却水管設計では冷却性能が逆転した。コア側の水量を絞って冷却調整を行い、変形のない製品を実現した。
| 加工機 | ハイブリッド金属3Dプリンター |
|---|
新しい製品・サービス:変形レス樹脂成形システム(3D積層冷却水管を用いた金型冷却技術)
3D積層冷却水管の設計により金型の冷却性能が改善し、成形品の変形量が大幅に減少した。設計変更が不要となり、金型設計期間は半年から2カ月に短縮され、金型製作コストも33%削減された。試作した形状については最適解を導き出すことができた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自動車部品の樹脂化・軽量化が当社の取組として挙げられ、プリウスのバックパネル薄肉化や過去の受注実績が記載されている。
EV・HV市場の拡大予測(2025年EV関連市場21兆円超)と、変形課題への独自の3D積層冷却水管技術が強みとして示されている。
変形量1.3mmから0.084mmへの改善、設計変更回数8回から0回、金型設計期間半年から2カ月と、課題と解決策が数字で示されている。
金型製作コストを33%削減、変形量0.2mm以内を実現と数値目標に対する達成結果が具体的に示されている。
開発体制や人材・事務処理能力について、事例紹介文からはわずかに技術者の関与がうかがえる程度である。
EV・HV向け部品をターゲットに、2018年度金型10型・樹脂部品2万個の受注見込みなど顧客と需要が具体的に示されている。
試作と成形による検証を経て最適解を得たとあるが、今後の遂行スケジュールや課題解決の方法は詳しく書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
3D積層冷却水管による冷却設計は従来の穴加工冷却水管から脱却した高付加価値な技術として位置づけられている。
自動車の環境規制強化と樹脂化による軽量化の社会的要請が示され、EV・HV市場の規模拡大も記載されている。
金型製作期間の短縮と製作コストの33%削減により、費用対効果の改善が数値で示されている。
ハイブリッド金属3Dプリンターを用いた3次元冷却水管の設計という先端的な技術活用が具体的に記載されている。
EV・HVの市場成長に対応する樹脂化・軽量化分野への進出が示されているが、構造転換への言及は限定的である。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
樹脂化・軽量化への動きが加速する中、本事業の成功によって金型の製作と、その金型を用いた樹脂部品の製造の両面で売上増加が見込まれる。2018年度には金型10型、樹脂部品2万個の受注を予測し、5年後にはHVが現在の約1.5倍、EVが約2倍に成長すると見込まれ、売上は金型が30型、成形品で140万個となり4億円を予測している。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分