ものづくり補助金平成28年度製造業埼玉県

超精密ゲージコインの効率的生産体制の構築による競争力の強化

有限会社大竹製作所

成果研削の最小単位(厚さ刻み) 0.01mm→0.005mm

この事例のポイント

  • 旧式の研削機は最大で0.01ミリまでしか対応できず、精度の高いゲージコインを作ることが難しかった。
  • 2017年に平面研削盤を新規導入し、ゲージコインを研削する加工を行った。
  • 研削の最小単位(厚さ刻み) 0.01mm→0.005mm。新たに導入した平面研削盤により、ゲージコインの厚さを千分の5ミリ刻みで調整できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社大竹製作所
所在地埼玉県 坂戸市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数11人
資本金300万円
設立1965年

事業の背景

起源は金型製作の会社で、1965年5月に坂戸市八幡で創業し、1988年4月に現在の地に移転した。自動車部品や精密板金の試作品、金型や治具類の製作も行っており、金属加工と機械加工を得意とする。自動販売機や両替機の偽造硬貨を見分けるコインメックの検査には、ゲージコインが使われる。東京オリンピック・パラリンピックを控え、バリアフリー型や災害対応型など様々なタイプの自動販売機が登場し、需要が高まっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度旧式の研削機は最大で0.01ミリまでしか対応できず、精度の高いゲージコインを作ることが難しかった。

やったこと

2017年に平面研削盤を新規導入し、ゲージコインを研削する加工を行った。この研削盤では千分の5ミリ(0.005ミリ)刻みで研削するゲージコインの厚さを変えられる。旧式機では0.01ミリまでしか対応できなかったため、精度は大幅に向上した。また金属を研削すると熱でそり返ってしまうが、同社には金属がそらないように研削する技術がある。

加工機平面研削盤

事業の効果

  • 研削の最小単位(厚さ刻み) 0.01mm→0.005mm

新たに導入した平面研削盤により、ゲージコインの厚さを千分の5ミリ刻みで調整できるようになった。旧式機の0.01ミリまでの対応から精度が大幅に向上した。精度の高いゲージコインを効率的に供給できる体制が整い、競争力の強化につながると見込まれている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    金型製作から始まり自動車部品や精密板金の試作へ展開してきた歴史が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。経営戦略上の位置付けまでは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    東京オリンピック・パラリンピックを控えた自動販売機需要の高まりを受け、精度の高いゲージコインを効率的に供給して競争力を高めたいと述べている。自社の強みとの関係は薄い。

  • 課題の認識と解決3

    旧式機が最大0.01ミリまでしか対応できず、新機は1000分の5ミリ刻みで精度が大幅に向上したと書かれている。課題と解決はあるが付加価値化の数値目標はない。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員数11人の小規模体制であることはわかるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的記述はない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    ゲージコインの用途や、精度が高いほど求められるという需要の背景は書かれている。顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。

  • 事業化までの道筋1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    ゲージコインの超精密研削という分野で、千分の5ミリ刻みの高精度を実現していることが具体的に書かれている。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    自動販売機の偽造硬貨対策という社会的役割にふれているが、波及効果や雇用創出への言及はほぼない。

  • 費用対効果2

    旧式機の0.01ミリ対応から精度が大幅に向上したとあるが、投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値はない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    坂戸市の企業として地域に根ざしている様子はうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値創出の記述は乏しい。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

精度の高いゲージコインを効率的に供給することで競争力を高めたいと考えている。

事業者の声

自動販売機に対する需要の高まりを受け、精度の高いゲージコインを効率的に供給することで競争力を高めたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。