しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
株式会社中谷製作所
| 事業者名 | 株式会社中谷製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県 加西市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 従業員数 | 43人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1955年 |
従来は様々な最終製品分野の顧客があったが、2008年頃のリーマンショックや顧客生産拠点の中国移転などの影響で、発注が減少・不安定になることがあった。その際に、自社の強みを活かして景気環境に左右されず顧客から求められる企業になる必要があると考えるようになった。補助事業の計画策定を通じて、受託加工から開発提案型企業への転換を目指した。
抱えていた課題
やったこと
顧客の海外進出を機に、顧客生産拠点に隣接する工場団地へ工場を新設して移転し、余裕のある工場配置とした。各設備を有線でネットワーク化し、稼働状況を一括でモニタリングできるようにした。射出成形機を複数台導入し、設備には部材を投入するロボットを取り付けて可能な限り自動化し、IoT化により複数台を監視しながら24時間稼働と省力化を実現した。金属部品の樹脂化や金属と樹脂の一体成型に取り組み、工程数を減らしてコストダウンと性能強化を実現した。クリーンルームを別途設けて医療用品等を明確に区分けしたスペースで製造できるようにした。パートナー企業と共同で高強度カーボン複合素材を開発した。
| 加工機 | 射出成形機(複数台) |
|---|---|
| ロボット | 部材投入ロボット |
| ソフト | 設備稼働状況の一括モニタリングシステム |
新しい製品・サービス:金属部品の樹脂化、金属と樹脂の一体成型部品、高強度カーボン複合素材(共同開発)
工場移転と設備のネットワーク化・自動化により、生産性が向上した。金属と樹脂の一体成型などで工程数を削減し、コストダウンと性能強化を実現した。医療分野向けの樹脂製品を衛生的に生産できる体制を整え、当該分野への進出に成功した。単なる加工屋から開発提案企業へと変わり、顧客からも開発パートナーとして見られるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
請負から開発提案型への転換という方針が書かれ、2008年のリーマンショック後の影響という過去の経緯との一貫性がうかがえる。
顧客の海外進出や中国移転による発注減少を背景に、樹脂と金属の一体成型や高強度カーボン複合材料で差別化する強みが書かれている。
金属部品の樹脂化で工程を大幅短縮しコストダウンと性能強化を実現したと、課題と解決の方向が具体的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
共同開発先のパートナー企業の協力や従業員43人の記載はあるが、補助事業の遂行体制の具体的説明は乏しい。
医療用樹脂製品をクリーンルームで安価かつ衛生的に生産し、他社では難しい加工の依頼が寄せられるなど顧客ニーズの裏付けが書かれている。
開発提案への段階的な取組(金属樹脂化、一体成型、クリーンルーム、素材開発)の順序は示されるが、スケジュールや検証方法は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
金属樹脂一体成型や高強度カーボン複合素材など、他社では難しい高付加価値品への取組が具体的に書かれている。
海外製造業者にコスト負けしない生産性向上への努力はうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述はない。
工程数削減によるコストダウンや24時間稼働による生産性向上は書かれているが、投入額との費用対効果の数字はない。
IoTによる設備の一括モニタリングやロボットによる自動化を進めたとあり、デジタル活用の要素はうかがえるが、サプライチェーン全体への貢献は薄い。
医療分野への進出や複合素材の開発がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は乏しい。
兵庫県加西市の工場団地への移転は書かれているが、地域の経済成長や雇用創出への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
IT活用の高度化による生産性の向上、新機能材料に係る技術向上、複合素材加工の深耕を今後の展開として進める。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
試作案件の受注拡大と歯車加工競争力の強化のため、3つの設備を導入した。
通常の日本酒より アルコール度数が低めの飲みやすい発泡性日本酒の開発に取り組み、発酵では温度を低めにして期間を延ばし、原酒にエキス分をより…
効果:ガス圧5.5気圧、アルコール度数11度のうすにごりタイプとして完成