ものづくり補助金平成28年度製造業神奈川県

最新式複合研削盤導入による高品質製品の開発と技術力の向上

ミツワ工業株式会社

この事例のポイント

  • 研削加工を含む最終工程を外注しており、全工程のおよそ30%を外注に頼っていた。
  • 最新式の立体複合研削盤を導入し、研削加工分野へ進出した。
  • 研削加工の内製化により、カップリング製品の社内一括製造体制が構築できた。

事業者のプロフィール

事業者名ミツワ工業株式会社
所在地神奈川県
業種金属製品製造業
技術分野精密加工

事業の背景

約30年にわたりカップリング製品を製造しており、切削加工と放電加工を得意としていた。最終工程となる研削加工は外注しており、全工程のおよそ30%を外注していた。顧客の調達コストを下げ、リードタイムを縮めるためには、社内での一括製造体制が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力研削加工を含む最終工程を外注しており、全工程のおよそ30%を外注に頼っていた。
  • 品質・精度切削加工による寸法公差は0.02mm程度までが限界だった。

やったこと

最新式の立体複合研削盤を導入し、研削加工分野へ進出した。これにより、これまで外注していた研削工程を内製化することに成功した。切削加工、放電加工、研削加工を社内で一貫して行う体制を整え、社内製作率100%を目指している。

加工機立体複合研削盤

事業の効果

研削加工の内製化により、カップリング製品の社内一括製造体制が構築できた。顧客の製品調達コストが下がり、リードタイムも短縮されたことで、受注する取扱製品が増えている。社内製造では複数の部品をまとめて生産ラインに流せるため、生産性も向上している。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性80%
  • これまでの取組との一貫性4

    約30年のカップリング製造の実績を踏まえ、研削加工分野への進出を決め、社内製作率100%を目指す方針が示されている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    社内一括製造により顧客の調達コストとリードタイムが改善し、取扱製品が増えて受注が伸びていると具体的に書かれている。

  • 課題の認識と解決4

    最終工程の研削を外注していたことを課題とし、立体複合研削盤の導入で内製化に成功したと、課題と解決策が対応している。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    内製化率100%や寸法公差の改善は示されるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    カップリングは上下水道ポンプや発電所などで使われると用途が示され、顧客の調達コスト低減という選ばれる理由が読み取れる。

  • 事業化までの道筋2

    研削加工の導入と内製化の方向性は示されるが、中長期のスケジュールや遂行方法の詳細は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    研削加工分野へ進出したことは書かれるが、分野の普及度や高価格化の水準を示す記述はない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    上下水道や石油プラント、発電所で使われると用途は示されるが、経済波及効果や雇用創出の記述はない。

  • 費用対効果2

    複数部品をまとめて生産ラインに流せると生産性向上の方向は書かれるが、投資額に対する効果の数値はない。

  • イノベーションへの貢献2

    最新式の立体複合研削盤を導入したと書かれるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    研削分野への進出は書かれるが、市場成長や日本経済の構造転換に資する点は明示されていない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。