ものづくり補助金平成28年度建設業神奈川県

自社製造(内製)の家具を造り付けた注文住宅の販売

株式会社緑建設

この事例のポイント

  • 家と家具では使用する設備や加工技術が異なるため、家具製作を外注していた。
  • 家具製作専用の加工設備一式を導入した。
  • 家具を内製化したことで、住宅に合わせた作り付け家具を一体で提供できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社緑建設
所在地神奈川県
業種総合工事業

事業の背景

当社はオリジナルの制震外断熱工法で木造の注文住宅を提供している。注文住宅を建てるお客様は住まいへのこだわりが強く、家具にも自分だけの要望を持つ方が多い。これまでも家に調和する家具の製作依頼があったが、外注していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力家と家具では使用する設備や加工技術が異なるため、家具製作を外注していた。
  • 新製品・新技術希望のデザインやサイズに合う家具がなく、住宅に100%マッチする作り付け家具を提供できていなかった。

やったこと

家具製作専用の加工設備一式を導入した。並行して、家具製作専用の新工場を建設し、家具職人の採用・育成を行い、家具製造体制を整えた(職人採用・工場建設は補助金申請外)。工場はショールームを兼ね備え、既製品にはない無垢の素材の魅力を伝えられるようにした。家具製造を開始してから約6か月で、現在は数件の受注を得ている。

加工機家具製作専用の加工設備一式

新しい製品・サービス:住宅に100%マッチする作り付け家具付き住宅

事業の効果

家具を内製化したことで、住宅に合わせた作り付け家具を一体で提供できるようになった。注文住宅の顧客に加え、建築設計事務所から店舗用の家具の受注も入っている。今後は実績を増やし、既製品にはない無垢素材の良さを宣伝していく。家具製造開始から約6か月で数件の受注を得ている状況である。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    注文住宅の提供を続けてきた事業に家具製作の内製化を加え、新たな提供方法を確立したとしている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    既製品にはない無垢の素材の魅力を伝える環境を整えたとあり、差別化の方向性は読み取れる。

  • 課題の認識と解決3

    家と家具で設備や加工技術が異なり外注していた課題を認識し、内製化で解決するとしている。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    受注数件や1年後に人件費を回収する見通しへの言及はあるが、具体的な数値の目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制4

    家具職人の採用・育成を補助金外で並行して行い、家具製造を約6ヶ月前から開始している実績が書かれている。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    注文住宅客、建築設計事務所、店舗からの家具受注が入っていると書かれ、顧客像はある程度見える。

  • 事業化までの道筋3

    製造開始から約6ヶ月で数件受注し、1年後に人件費を回収する見通しを持つなど、時期の見通しは示される。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    既製品にはない無垢の素材を強調する点はあるが、普及度や高価格化の水準を示す記載は乏しい。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    家具製作の内製化による地域経済への波及や雇用創出など、国が補助する理由は具体的に書かれていない。

  • 費用対効果2

    家具費分の収益を上げることが目標とされるが、補助金投入額に対する効果の数字は示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    新たな注文住宅の提供方法を確立し、工場を兼ねたショールームで誘客する仕組みに触れている。

政策面20%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及1

    地域の特性や地域経済の成長への言及は見当たらず、読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

1年後には職人の人件費分の収益を上げることが目標。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。