インソール製作の機器導入と加工プログラム開発による生産効率・品質の安定性向上
平成26年度補正ものづくり・商業・サービス革新補助金に採択され、平成27年に切削加工機を導入した。
効果:インソール1足当たりの作業時間 3.5日→1日
株式会社シンワ歯研
| 事業者名 | 株式会社シンワ歯研 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 新潟市西区 |
| 業種 | 医療業 |
| 設立 | 1957年 |
1957年に石澤技工所として創業し、入れ歯や差し歯、インプラント義歯などを製作する歯科技工所である。個人で運営することが多い歯科技工業界の中で組織化を進め、金属アレルギーの可能性が低いジルコニアなど最先端の素材を取り入れてきた。県内外300以上の顧客から信頼を得ている。一方、女性の離職が多い業界であり、産休育休制度や時間短縮正社員制度にも力を入れている。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金を活用し、加工機、3Dプリンタ、スキャナーなどのデジタル機器を導入した。歯科医院から送られた歯型をデジタルスキャナーでデータ化し、3Dプリンタで歯型を製作する工程を取り入れた。各事業所で仕事を請け負う「ママさんラボ」を構想し、退職した女性歯科技工士に外注できる体制を作った。デジタル機器により「ママさんラボ」との共同作業を効率化した。
| 加工機 | 加工機 |
|---|---|
| 加工機 | 3Dプリンタ |
| 検査測定 | デジタルスキャナー |
デジタル機器の導入により「ママさんラボ」への外注が容易になり、納期が短縮された。歯科医院への義歯の完成納期は2日程度短縮し、患者の要望に応えられるようになった。「ママさんラボ」として働く女性歯科技工士からは、家事育児との両立が可能になりやりがいのある仕事ができると好評を得ている。他社の成功事例が少ない中で新たな技術を開発でき、大学や医療関係者とのつながりも生まれた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ジルコニア導入など最先端技術を取り入れてきた経緯が書かれ、デジタル機器導入もその延長として読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
県内外300以上の顧客から信頼を得ていることや、丁寧で繊細な技術力が評価されていることは書かれているが、市場分析との対応は示されていない。
製作期間1週間以上という課題を認識し、デジタル機器導入で歯科医院への完成納期が2日程度短縮できたと具体的に書かれている。
2日程度の納期短縮という実績はうかがえるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
各事業所で仕事を請け負う「ママさんラボ」との共同作業体制を構築したことは読み取れるが、人材や事務処理能力の詳細は薄い。
歯科医院や患者からの「製作期間を短縮して欲しい」という具体的なニーズを起点に、納期短縮という選ばれる理由が整理されている。
ワシントン大学での講演やアメリカ市場への販路拡大など中長期の方向性は示されているが、スケジュールや課題解決方法は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
他社の成功事例が少ない中で新たな技術を開発したと書かれているが、同分野での高価格化や高付加価値化の数値は示されていない。
出産後の女性歯科技工士が家事育児と両立できる働き先を生み出し、新たな雇用の受け皿を作った点が具体的に書かれている。
納期短縮の効果はうかがえるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数値は書かれていない。
デジタルスキャナーと3Dプリンタを使い、外部の女性技工士と共同作業する仕組みを作り、業界の働き方改善に結びつけている。
デジタル進化を取り入れた点はうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという観点での記述は薄い。
新潟市に拠点を置き県内の顧客を持つことは書かれているが、地域の経済成長や雇用への牽引効果は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は海外へも販路を広げ、アメリカでの取引もできる体制を作りたいと考えている。
平成26年度補正ものづくり・商業・サービス革新補助金に採択され、平成27年に切削加工機を導入した。
効果:インソール1足当たりの作業時間 3.5日→1日
社会福祉法人光寿会と協力し、ベトナムから介護職種の技能実習生を受け入れることを目的とした医療介護環境協同組合を設立した。
スキャナーなどを設置し、歯を型取りした模型を3次元データに変換した。
効果:標準納期 8営業日→6営業日