ものづくり補助金平成28年度製造業福井県

短納期・小ロット生産体制確立及び生産性向上のための最先端複合機導入

森永機械工業株式会社

成果加工範囲 1倍→10倍

この事例のポイント

  • 受注先からのさらなる短納期化の要請に応える必要があった。
  • 旋盤とマシニングを備えた最先端の横型複合加工機を導入した。
  • 加工範囲 1倍→10倍。加工範囲が大きく高精度な設備の導入により、受注・製造できる部品の幅が広がった。

事業者のプロフィール

事業者名森永機械工業株式会社
所在地福井県 大野市
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数3人
資本金1,000万円
設立1985年

事業の背景

森永機械工業は食品機械や産業機械の部品を製造している。リーマンショック後は量産品の製造から、オーダーメイドによる短納期・多品種少量生産の部品製造に主力をシフトしてきた。受注先からは、さらなる短納期化や高度な加工への要請が寄せられていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程受注先からのさらなる短納期化の要請に応える必要があった。
  • 生産能力従来は複数の従業員が複数の設備で加工を行っており、加工範囲や加工精度・速度に限界があった。
  • 新製品・新技術従来設備では対応できない複雑・高精度な加工の要請に応えられなかった。

やったこと

旋盤とマシニングを備えた最先端の横型複合加工機を導入した。従来設備に比べて加工領域が大きく、加工前の確認や段取り作業が少なくて済み、取り付け工具も多い。従来は複数の従業員が複数の設備で行っていた加工を1台に集約でき、加工範囲は10倍以上に拡大した。導入後は加工精度や加工速度も大幅に向上している。

  • 加工機横型複合加工機旋盤とマシニングを備えた複合加工機

事業の効果

  • 加工範囲 1倍→10倍

加工範囲が大きく高精度な設備の導入により、受注・製造できる部品の幅が広がった。複雑で付加価値の高い加工が可能になり、生産性も高まった。得意とするステンレスの小物部品では優先的に見積もりを求められるなど、他社との差別化やブランド力の向上にもつながっている。新しい設備が従業員の刺激となり、技術的チャレンジに意欲的な雰囲気も生まれている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.8 / 514観点のうち11観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性得意とするステンレス小物部品で優先的に見積もりを求められ、他社との差別化やブランド力向上が現れたと具体的に書かれている。
  • 4
    課題の認識と解決複数台の加工を1台に集約し納期短縮や加工範囲の10倍以上拡大が示され、受注先の短納期化要請への対応として課題解決が書かれている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け短納期・小ロット多品種の部品製造を強みとし、ニッチな部品要望への迅速対応や小ロット品での優位が具体的に書かれている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標加工範囲の10倍以上拡大や加工精度の向上は書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
経営戦略との整合性3.7
  • これまでの取組との一貫性3

    量産からオーダーメイドの短納期・小ロット部品製造へ主力を移してきた経緯が書かれ、一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    得意とするステンレス小物部品で優先的に見積もりを求められ、他社との差別化やブランド力向上が現れたと具体的に書かれている。

  • 課題の認識と解決4

    複数台の加工を1台に集約し納期短縮や加工範囲の10倍以上拡大が示され、受注先の短納期化要請への対応として課題解決が書かれている。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標2

    加工範囲の10倍以上拡大や加工精度の向上は書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制ー

    公開情報では判断できません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    短納期・小ロット多品種の部品製造を強みとし、ニッチな部品要望への迅速対応や小ロット品での優位が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    今後の展望として小一中ロット品の強化は書かれるが、中長期の検証やスケジュールは具体的に書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    高精度・複雑加工による高付加価値化に触れるが、分野の普及度や高価格化の数字は書かれていない。

公的補助の必要性2.0
  • 波及効果・雇用ー

    公開情報では判断できません。

  • 費用対効果2

    生産性が高まったとあるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数字は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    複合加工機の導入は書かれるが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は明示されていない。

政策面2.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及2

    大野市の企業と読めるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済への波及は書かれていない。

今後の展望

来た受注は断らずに受け切ることで、小~中ロット品に短納期で対応するという強みにさらに磨きをかけていく。

事業者の声

「できます」

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。