多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社ナカノテック
成果1枚当たりの加工時間 22秒→9秒
| 事業者名 | 株式会社ナカノテック |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県 尼崎市 |
| 業種 | 一般機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 13人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1974年 |
創業以来、顧客の課題解決にこだわり、CNC複合旋盤を他社に先駆けて導入し、現在はほぼ全ての業務を10台の複合機で行っている。一方、本事業の薄板加工は2次元加工であるため複合機を使えず、プレス機と手作業に頼っていた。従来は主に真鍮の薄板を加工していたが、近年は顧客要求に応じてステンレスなど他の材質も求められるようになっていた。
抱えていた課題
やったこと
薄板専用のレーザー加工機を導入し、プレス機と手作業に頼っていた薄板加工工程を見直した。加工速度、周波数、ガス圧のベストミックスを熟練工とともに仮説と検証を繰り返して解明し、加工に最適な条件を確立した。0.2mm以下の品物は振動が大きく加工が安定しなかったため、振動を抑える治具を設置し、0.02mmの薄板でも加工可能にした。加工時間の削減基準は0.05mmの薄板とし、薄板の生産リードタイムの削減、レーザー加工作業者の早期習熟、手作業の研磨時間の低減、真鍮だけでなくステンレスの薄板への対応を目標に取り組んだ。
レーザー加工機の導入により薄板の加工時間が大きく短縮され、生産性が約60%向上した。他の厚みも同様の改善が可能になり、顧客の要求に対応できるレベルに達したといえる。金型を使わないレーザー加工になったことで、ステンレスなど多種の材質の薄板加工が可能になり、製造コストの高止まりも改善された。これにより顧客の2次元加工の要求にも対応できるようになり、顧客対応企業としての総合力が高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
複合機を他社に先駆けて導入し10台で多くの業務を行う経緯が書かれ、顧客要求に応える姿勢の一貫性が読み取れる。
顧客要求への対応力や複合機のノウハウが強みとして語られるが、市場動向との関係は具体的に書かれていない。
薄板加工の生産リードタイム削減目標に対し、加工時間が22秒から9秒へ約60%短縮と数値で課題解決の効果が示されている。
加工時間22秒から9秒への約60%短縮という実績があり、生産性向上の目標達成の見込みが具体的に読み取れる。付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
レーザー加工に従事する作業者の早期習熟を目標に掲げ、熟練工と仮説検証を繰り返したとあるが、体制の詳細は薄い。
薄板加工で真鍮以外にステンレスにも対応し顧客要求に応える点は読み取れるが、顧客ターゲットの整理は具体性が薄い。
加工速度・周波数・ガス圧のベストミックス解明や振動抑制治具の設置など課題解決の方法は書かれているが、スケジュールは不明。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
金型レスで0.02mmまで加工可能とし、ステンレス等を含む多種の薄板加工を実現した点で高水準の高付加価値化が読み取れる。
顧客要求への対応力向上と総合力向上への寄与がうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述はない。
約60%の加工時間短縮、金型不要によるコスト高止まりの改善など、投入に対する生産性向上効果が数値で示されている。
レーザー加工技術の確立は示されるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献の記述は限定的。
公開情報では判断できません。
兵庫県尼崎市の企業であることは分かるが、地域の特性を活かした経済成長への言及は乏しい。
お客さまの無理を聞いてなんぼ
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
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効果:総作業時間 286分→256分